2012年10月18日木曜日

第2段階 技能1時限目

雨が強く降ったり、止んだり・・・
そんな中でも行って来た~。路上教習!
今日の教官はスイーツ教官。
あらら、これも何かのご縁かしら?

まずはエンジンなどの点検の仕方を教わって・・・
って、いきなり全部覚えるんですか?
「高速教習の時にしか、ここまで(エンジンルーム)はやりませんよ」と教官。
あぁ、良かった~。
「でも、タイヤの点検は毎日行います」
そうですか・・・
「簡単ですよ。ここに△の印があるでしょう」
う~ん、なんとなく見つけづらいなぁ・・・
「この印を見つけて、その上の(タイヤの)山があるか確認してくださいね」
「ついでに車体の下に何かいないかも確認してください」
タイヤについている、この△の印って以外に見つけづらい。
他の3本のタイヤは見つけられずに山の確認で終った。
「見つかりづらい時は山のチェックをしてくださいね~」
それを早く言って欲しかったなぁ・・・。
△印を見つけるのに、指先が結構どろどろになっちゃった。
雨だとこういうのも嫌だねぇ・・・


車の点検確認も終って、いよいよ路上へ。
教習所の外へ出た途端、そこは30キロ道路。
「ん~、もう少し速度を上げてくださいね」
アクセルを踏む。は、早い・・・。
「私が横に乗ってますから、大丈夫。早くっ!」
もっと速度を上げろと???
「yanagiさん~、今の速度を見てみましょう。30キロ切ってますよ」
そんなことを言われても、思うようにアクセルが踏めない。
速さに慣れるまでは本当に怖かった。


そんなドタバタを起こしながら交差点へ出た。
スイーツ教官は「ここ、右折です。で、ここから先の道は40キロですよ」
なんて、淡々と言うけれど、右折すら怖い・・・。
信号が変わった。
「もっと早くハンドルを回して、アクセルは軽く踏む!」
ひえぇ~、忙しい!目が回りそうだ~。

この先は約5キロほど直線が続く某街道。所々にに残る松並木がキレイ。
でも、今日は違う。
「40キロだよ~」スイーツ教官の声にアクセルを踏む。
「前のトラックが小さくならないようにアクセル調整してくださいね~」

ハンドルがぶれる気がして、つい強く握ってしまう。
「ハンドルは強く握らないで。コース内のように握りましょう~」
ほのぼのとしたスイーツ教官の声が響く。
速度に慣れると周りが一気に広くなった気がした。
左からバイクが近づいてくる。
あっという間にそのまま横を通過していった。
その後、無意識に左に寄ってしまう。
「左に寄り過ぎ~。さっきバイクが通れたのだから、それくらいの位置でね」
反対車線には大型トラックが迫ってくる。
またも無意識に左にきっちり寄ってしまう。
「さっきの車の位置で大丈夫。ぶつからないから」
そうは言われても、やっぱり怖い。
でも、これをクリアしなくちゃ免許は取れないんだよな・・・。

唐突にスイーツ教官が「トノサマバッタってかっこいいよねぇ」
と話を振り出す。
この状況によりによって『バッタ』の話ぃ???
「確かに大きくて顔は仮面ライダーなので格好はいいですね・・・」と私。
「でしょう。この間バイクのコースに異常発生していて、ひかれちゃうと可哀想
だから数匹捕まえて脇の芝生に戻したんですよ」と教官。
「ただ、私は跳ねる虫は嫌いです。先日もエガ教官に捕ってもらいました」
(エガ教官とは言ってない。ちゃんと名前で伝えましたよ。えぇ。)
「そうなの?でもトノサマバッタはかっこいいですよ。形がいいですもん」
スイーツ教官はトノサマバッタマニアなのか?

そんな話をしているうちに渋滞になってくる。

車間距離をとって、前の車に近づき過ぎないようにブレーキ。
「あれ、yanagiさんガックンブレーキが良くなってますよ。スムーズです」
自分でも意識してはいなかったけれど、あれ?上手く出来てる?

その頃から腕時計を見始めるスイーツ教官。
「渋滞でこの先のコースに進めないね~。残念だけど今日は短縮コースで」
内心ホッとしていた自分がいた。

そこそこ大きな道を通って帰ると思っていた。
街道沿いの交差点から県道に入って、また数キロのながい直線。
ここはなんと、50キロ!

最初は緊張したけれど、速さに慣れたのか『アクセル』の声は聞かなかった。

ここからがスイーツ教官。食の話題で盛り上がる。
「近所にマックが出来るらしいんです。もう何年も行ってないんだけど
朝マックが気になるんですよ。お勧めってある?」
う~ん、私もマックはあまり食べない。
サブウェイが近所にあった頃にはそこばかりだし、今は年に数回のモス
だろうか?
「CMでやってるマフィン系なんかどうです?朝マックってそんなイメージ」
それしか浮かばないので、ちょっと雑に答えてしまう。
「マフィンねぇ・・・。朝向きだからCMしてるんだよね?実は食べた事が無い
んですよ」と教官。
私も、もう数年食べた事がないなぁ・・・。マックのマフィン。
「やっぱり、もっとおいしい朝ごはんのお店の方がいいのかなぁ」と教官。
「そういえばコメダ珈琲店ができましたね。そこのモーニングは良さげですね」
数ヶ月前に隣町にできたコメダ珈琲店。
名古屋に数ヶ月滞在した事のある私には、思い入れのあるお店。
でも、連日混んでいて未だに行った事は無い。
「コメダって、デザートがいいんじゃなかった?出来たのは知ってるけど
やっぱり混んでるの?」
「未だに混んでますよ~」と答えた。
ミラー越しに見えたスイーツ教官の目がちょっと寂しそうだった(笑)

県道から市道に入り、すぐに住宅街へ入っていく。
オットに教習所へ送ってもらう時に何度か通っているけれど、S字あり、道幅が
狭いところあり、見通しが悪い場所多数の難所。

通っていたことで先の道の状況が解かる。
それは良かったのだけど、いざ自分が運転するとどうしても怯んでしまう。
見通しの悪いところにミラーがあったな・・・
チラチラとそのミラーを見ながら何とか通過。心臓はバクバク。

この道を抜けると教習所まではもうすぐ!

教習所につながる大きな道に出る。前方から中型トラック。
近づいてびっくり!(トラックもびっくりだったらしい)
乗っていたのは私のオット。
思わず「ぷっ!」と吹いてしまう。
スイーツ教官は「今のトラック、こっちを見てニヤけてましたよ。気にしないで
下さいね。煽られた訳じゃないからね・・・」と気遣ってくれる。
「いや、あの、あの運ちゃん、知ってます」
ちょっと驚いた声で教官「えっ、知り合いだったの?会社の同僚さんとか?」
「いや、今のは私のオットです・・・」仕方なく答える私。
これからも送迎とかで会うかもしれないし、隠したってしょうがないし。
「心配で見に来たとか?この道はあまりトラックは通らないんですよ」
今度は教官の声が明らかにニヤけてる。
「たぶん、違うと思いますよ~」
たまたまだろう。そんなもん。
帰って聞いたら、国道が大渋滞で抜け道を使ったら偶然会ったらしい。

そんな話をしているうちに教習所へ到着。

外周を数回周って、今日の路上は終了。
「コース内の運転じゃどうなる事かと思ったけれど、リラックスすれば
思った以上に路上で運転できてます」と嬉しいお言葉。
「ただね・・、車の位置を左に寄せすぎない。交差点の右折は機敏に
してくださいね。その他の右左折も早め早目を心がけてね」
とアドバイスを貰った。

スイーツ教官だと、なぜかリラックスできるんだよね。
話術のせいなのか、彼の持つ雰囲気のせいなのか・・・
「なるべく最初の3日くらいは間を空けずに乗ってくださいね」
それは充分解かっているんのだけど、予約が取れないんだな・・・。
学科もあるし、明日はキャンセル待ちで乗れるといいな。

2012年10月17日水曜日

第1段階検定試験・仮免試験

いよいよこの日が来てしまった・・・。
みきわめが済んで空く事4日、その間に親の通院などで考えさせられる事
数回。
検査もまたまた増えてしまったし、今後の事が頭から離れない。
正直、仮免許の勉強に集中できる状態ではなかった。
昨晩は一気に練習問題を頭に詰め込んで就寝。
何だか寝付けずに数回目を覚ます。
ぐっすり寝付けたと思ったら、何だか周りが明るい。
時計を見てみると出発時間の30分前だった・・・。
バタバタと支度をして、近所の送迎バスの停車ポイントに向かう。
なぁんか、嫌な予感・・・
バスの中では、気分を変えてゲンかつぎに陽水さんの「justfit」を聞く。
効果測定で最初に受かった時に、外に出て聞いた曲。
リラックス、リラックス・・・


本日第1段階の検定を受けるのは私を含めて5人。
・・・って、最初に受験番号と氏名、生年月日などを告げて視力測定や、運動
測定(数メートルまっすぐ歩くだけ)を受けるのだけど、他の4人は私の子か?
ってくらい若い子ばかり。
一番年上さんで私の二周り下だもん。一人だけみんなの母年齢。
一番若い子は平成6年だって!もぅね、浮いてるよな・・・。

受験番号どおりに検定を受ける。
私の番号は5番。一番最後だ。誰かが言っていたけれど年齢順に受けるって
まんざら嘘でもないのかな?

検定は教官が二人に教習生一人が立ち会う。
番号順に次に受験する人が立ち会う形だ。
最後の私は誰が立ち会うんだろうと思っていたら、4番目に乗る女の子。
3番目の人に乗って、私とも乗るのか。何だか申し訳ないなぁ。
その4番目の彼女と検定車をロビーから追う。
ポツリポツリ会話をするけれど、お互いかなりの緊張が襲ってきて最後には
殆ど会話が無くなっちゃった。
4番目の彼女が出て行く。
と、言う事は3番目の検定が始まる。次は自分の立会い。
ただ後部座席に乗っているだけなのに、それすらも緊張する。
3番目の人が乗った検定車が動き出して間もなく、検定発着点へ向かう。
その間も長い・・・

3番目の検定終了。
4番目の女の子と車に乗ろうと思ったら、これまでの検定はMT車と言う事で
AT車に交換。
数分はもう一人の立会い教官が「よかったらMT車でやりますか?」なんて
軽いジョークで緊張をほぐしてくれる。
それも束の間、AT車が到着。
まずは立会い乗車。
コースの案内は教官がしてくれる。あとはミス無くコースを通れるか・・・
彼女の運転で窓から見えるコースを漠然と追う。
今日の検定コースは一番難しいとされる3番コース。
なぜか、復習教習はこのコースが多かった。
でも、なんだか新しいコースを通っている気がして、不安ばかりがよぎる。
そんな事を思っているうちに4番目の女の子の検定終了。
彼女が教官からのアドバイスを受けている間が、あっという間に過ぎる。
いよいよ自分の番が周ってきた。

正直、どこをどの様に走ったのかすら覚えていない。
最後の坂道(左側・緩やかな方)、踏切から外周コースを出て、発着点に
着くのだけど、その部分しか覚えていない。
最後の最後、発着点で縁石ガリガリ。慌てて切り返して縁石より15センチに
停車した。
終ってみるとあっけなかった。
最後の教官からのアドバイスでは
「緊張してますね~。殆ど息していなかったでしょう?(笑)」から始まり、
「外周を回る際、一時的に右により過ぎてセンターラインの白線を通ってました。
あと、交差点で左折の時に後方確認が甘かったですね。これは路上に出たら
巻き込みの危険があるので必ずしっかり行ってください。
最後の発着点の縁石ですが、切り替えした後は良かったけれど、路上の縁石は
高いので車を傷つける事になります。注意してください」
後部座席の教官からは「肩が上がったままで全くリラックスできてません。もう
少し力を抜いて運転しましょう」だった。
このアドバイス時間、他の4人よりも長い。

ロビーに戻って結果を待つ。

と、思ったら再度教室へ呼ばれて合格した場合と不合格の場合の説明。
その後ロビーで待つこと40分。
多少の連帯感なのか、バラバラに座りつつもひと塊でいる検定組。
誰と無く「受かりそう?」なんて話が出る。
「まずいんじゃね?」「大丈夫でしょ」「たぶんね・・・」
みんな様々な感想。
私だけが縁石ガリガリとアドバイス時間が長くて、一人落ち込む。
そのうちそれぞれ別の場所に移動して4番目の女の子と二人だけになった。
彼女は「逆にアドバイスが簡単すぎて不安」だと言う。
そうだよね、みんな結果が出るまで気持ちが落ち着かないよね。
たぶん、私はダメだろうなぁ・・・最後の縁石でやっちゃったもん・・・

待つこと40数分。
試験結果表(電光掲示板)に出た数字は、なんと!全員合格!

ぶっきら教官に『縁石だけは擦るなよ』って散々言われていたので、自分が
受かったのが信じられない。何かの間違いじゃなかろうか???

再度、教室に呼ばれて仮免手続きと、仮免試験の説明を受ける。
その中に名前が入っていたので、間違いでも嘘でもないらしい。
でも、1時間10分後には仮免試験がある。
これをクリアしないと仮免合格にはならない。
一息ついて頭を切り替えなきゃ!



この教習所の周りには飲食店が無い。デリバリー弁当も無い。
パンと冷凍食品の販売機があるだけ。
食べたい物が特に無いけれど、朝寝坊のお陰でバナナ1本しか
お腹に入れてない私は少々パワーダウン気味。
検定の極度の緊張もあって、履いているジーンズが緩んできた。
ダイエットなら嬉しいけれどすぐ戻るだろう。少し小腹に貯めなくては・・・
パンの販売機にあったカロリーメイト1箱でお昼ご飯を済ます。
仮免学科の試験が受かれば、その後に第2段階の学科を2時限受けなく
てはならない。
今のうち食べておかないと、食べる機会が無さそうだもの。

その後自習室で練習問題を2回
1回目100点、2回目98点
何とかいけそうかな?



自習室で練習問題以外は何もやらずにブラブラ過ごす。
その内に試験時間。
マークシート方式で50問。
説明を受けて、数分の待機時間(その間何も出来ず)、試験スタート。

最初は順調。
中盤も順調・・・後半ものつもりで解いていたら、マークシートが一マス
多い。
そんな訳がないので最初からそこまで見直しも含めて、チェック。
1問題、連続同じ回答だったので飛ばしていた。
危ない、危ない・・・

それでも迷うことなく、一通り回答終了。
見直しをしても終了時間まで10分ほど余った。
その頃になるとみんな回答が終る。

再度見直す人、肩を上下する人、窓の方に顔を向けている人・・・

様々な時間の潰し方。一番後ろの席だから、何だか前の人たちの
それぞれの動きを見ていた。
その内に試験終了。結果は15分後らしい。

教室から出て下のロビーに向かうと、入校式で一緒だった今も仲良しの
Hさんに会う。
顔を見て話しかけたその時に、結果発表。
電光掲示板を見ると無事に合格。

今日の検定の事はHさんには日曜日に伝えてある。
自分の事のように喜んでくれるHさんに感謝、感謝。
通りかかったスイーツ教官も「あれから一気に進んだね」と言ってくれた。
じわじわと実感が湧いてくる。

その後は第2段階の先行学科を2時限受け、仮免許の交付を受けて、
今日の検定は終了。8時50分~17時10分までの長丁場だった。
帰りのバスでふと、思い出した。
仮免試験で満点だと『クオカードがもらえる』と言っていたけれど、誰も
もらってなかったな・・・。もちろん自分もだけど。
まぁ、受かったから良いか!

ここまで来るのに早かったような、長かったような・・・不思議な感覚。
学生気分で通ったり、途中で投げ出したくなったり・・・
自分の技量や年齢を思い知らされた時もあったな。

明日から第2段階の技能も入る。いよいよ路上に出る。
嬉しいような・・・でも、まだまだ不安の方が多いな。
Hさんもお仕事をしながら頑張っている。
「先に上がったんだから私をけん引してよね(笑)」
そんな事をサラリと言うHさん。
大丈夫、雑で良ければいつでも引っ張りますよ~!
同時に進めなくても、何でも話せる彼女の存在は本当にありがたい。
お互いに少しづつでも進んでいこう。




yanagi 第1段階
技能(みきわめ含む) 44時限
学科           10時限
効果測定(2回合格)   7回
みきわめ           1回
技能検定         1回
仮免学科測定      1回


なんとか、ここまで来れました・・・