2012年10月31日水曜日

第2段階 技能9時限目、効果測定2 2回目

日に日に冬に向かっているな。今朝は本当に寒かった。
送迎バスの乗車所が近いので、私の両親の家に自転車を停めるのだけど
そこまで行くのも風が冷たい!
仕事をしている時はこの時期にはあまり感じられなかったのだけど、体を
甘やかしてきた証拠かな?
運転免許を取ったら、次は乗馬を復活しようかな・・・?
せめて4級は取っておきたいもの。


今日の路上教習が終わると、次からは『危険予測ディスカッション』や『高速
教習』、教習所内で『縦列駐車と方向転換』をやって、あとは検定に向けての
おさらいというか、総仕上げになる。
第1段階と同じく、体が覚えるまで時間のかかる私、これからが長いかも。

路上教習9時限目
昨日の学科で教わった教官が担当だった。
配車券を渡すと「毎日お疲れさま」
あら、覚えてくれていたんだ。
・・・って、女性ばかり5人の学科教習で他の人よりグッと年上。
笑いながら教官が言う。そりゃ、目立つわ・・・。

「検定に向けての停車措置を3回と、免許取得後の参考に今日はロータリーも
入りますよ」さらりと言う教官。
駅前のロータリーって・・・、今日は月末。車も多いだろうに、なんて不運な巡り合せ。
「小さい駅のロータリーですから、客待ちのタクシーだらけです。でも、タクシーも
変な停め方して休んでいたりするから、気をつけてね」
そんなアドバイスを受けながら路上に出る。

教習所の周りはいつもどおりの交通量。
でも街道筋に出ると・・・、うっひゃぁ~!大型トラック、トレーラー、商業車等など・・・。
路上コースにも組まれている工業団地も近いから、幹線道路並みの交通量。
交差点で左折で街道に入るときに、思わず躊躇してしまう。
「左側の巻き込み確認が終わったら、さくっと曲がりましょう」
はい・・・、対向車線のトラックの右折(こちらと同じ方向へ向かう)が気になってました。
1キロくらい走って、次も左折。
「う~ん、もうちょっと小回りにね。ハンドルをもっと回さないとね」
どうも、私の左折は大きく膨らんでしまう。
車両感覚なのか、第1段階から気にしている縁石が気になるのか・・・。
教官の言う「さくっと」が上手くいかない。トロいなぁ・・・。

「よしっ、駅に出る前に駐車措置を1回やります」
さっきの街道筋とは全く違うひっそりとした住宅街で、突然教官が言い出す。
「そこの電信柱の先、政党ポスターが貼ってある塀の、木が飛び出しているところね」
木の下辺りを目指せばいいのか・・・?
左ウィンカー、左後方確認、徐行して、じりじりと寄せていく。
左のミラーで確認してみると、うわぁ~、ミラーが擦りそうで怖い・・・。
そこで駐車措置。
左の寄せ幅を確認した教官「もう少し、あと15センチくらい寄れますよ」
うむむ・・・、この微妙な数センチ。難しいなぁ・・・。

1回目の駐車措置を終えてその先を左に曲がると、ロータリーに出る。
「さっ、いよいよロータリーですよ。慎重にスムーズに行きましょう」
スムーズにって・・・そんなに明るく言わないでくださいよぉ。
教官が言うとおり確かに小さなロータリー。
でも、でも、タクシーが「どこからこんなに集まったの?」って位、大量停車中。
停まりきれなくて、右にも停車中だし、タクシーの運転手さん同士で道の真ん中で
話しているし、タクシーのほかにも送迎なのか一般車が数台いるし・・・、もうね。

ロータリーに入りかけた時、この光景を見た教官「今日は悪かったかなぁ」
お~い、勘弁してください~。
「まぁ、しょうがないね。行きましょう!徐行で慎重にね」またまた明るく言う教官。
進路変更(障害物回避)みたくウィンカーを出して右に寄ったり、左に戻ったり、
「今日は車が多いから、ウィンカーはいいですよ。出るまでは徐行でゆっくりね」
突然停車中の車の右ドアが開く。思わずブレーキを踏む。
「ずいぶん前に停まっちゃったね。この場合はもう少し右によって徐行で通過、
若しくはもう少し前で停まりましょう」
ロータリーを出る間際タクシーの運転手さんから野次が飛ぶ。
「ロータリーを回れないと免許は取れないぞ~」だって。そうなんだけどさ。
横に座っている教官はクスクス笑っている。
ちっ、うまく回れるようにならないと!

その後はいつもの工業地帯で2回目の停車措置。
これも「もう少し寄りましょう」
3回目の停車措置は外側帯(道に書いてある白い線)をまたいでの停車。
これまた「75センチの間隔を空ければいいので、あと30センチ位ですね」
う~ん、難しい。

その後は教習所まで先日のつづら折の住宅街やら、農道を通って帰ってくる。
教習所に戻ってからのアドバイスは「左折ですね。左折をもっと小さく周るように
してくださいね。おさらいもあるのでその時にはなるべく小さく周れるようになり
ましょう」
教習簿の注意欄には「左折、視点」

その後、次の技能教習からの説明を受けて終了。
教官は「歳は関係ありません。検定はみんな平等です。出来るのも出来ないのも
個人差があるので焦らないように」とも。
帰りがけに「ついでに・・・」と、もう一言教官が言う。
「第2段階からいい流れで来ていますね。効果(測定)も1度すでに受かっているし、
時間があるのなら、流れがいいうちにもう1度受けてみるといいかも知れないよ。帰り
がけに受けたら?」と言われた。
そんなつもりは無かったのだけど「流れがいい」の教官の言葉を信じて受ける事にした。



効果測定2 2回目
これが受かれば、後は技能(路上)のみの教習になる。
でも、大丈夫かな?
効果測定を受ける自習室を覗いてみると、担当教官は第1段階でお世話になったT教官。
顔を見るなり「どうしたの?2段階進んでる?もしかして効果?」
満面の笑みでお出迎えしてくれる。
さっき教官に言われた事を話すと、教習簿を見ながらT教官「1回受かっているじゃない!
それはやってみた方がいいよ~。あと1回で効果測定はクリアできるんですよ!」
その言葉に押されて、まずは自習で練習問題を解いてから受ける事にした。

練習問題が思うように回答できず、迷って回答する問題が全て×。ギリギリ合格ライン。
でも「流れがいい」なら何とかなるかな?と開き直って2回目の効果を受けてみる。
教習番号、名前を入力・・・立ち会うT教官「緊張しないで、頑張って!」と去っていった。
いよいよ問題開始。
最初から20数問は自分でもびっくりする位すらすら解けた。
その後は昨日の通り。
バイクの問題で迷い、高速道路のルールで迷い・・・。
あぁ、そうだ。バイクの事オットに聞いておけば良かった・・・って、後の祭りだ。
無い頭でイメージして〇か×を決める。
問題と格闘する事25分。何とか回答終了。

立会いのT教官の席へ向かう。

誤解答の印刷が始まる。
「どう?上手くいきそう?」T教官は私の顔を覗きこむ。
「印刷、早く終わらないかな?」と言っているうちに誤解答の表が出てきた。
「あらっ、合格ですよ!良かったね~」とT教官。
「5問、間違えちゃってます。yanagiさん、引っ掛けにちゃんと引っかかってますよ」
表を見ると・・・確かに!
バイクの問題と高速道路の問題は1問づつしか間違わなかった。
あとは見事に引っ掛け問題だ。
「免許センターまでに引っ掛け問題に慣れましょうね」とT教官。
自習室を出る時に、こっそりと「頑張ってね。もう少しだからね」と言ってくれた。
本当に『流れがいい』のかな?
そういえば今日はゲンかつぎのJUSTFITも聞いてないし・・・。

こういう日もあるんだな、明日は「危険予測ディスカッション」
技能3時限+学科(ディスカッション)1時限の長丁場だ。
来週は親の通院が多いから、どこまで進めるだろう?
今のうちにできる事はやっておかないと!

さて、お夕飯にしましょうか!

2012年10月30日火曜日

第2段階 効果測定2 1回目

昨日は父の通院と親の家の家電搬入の立会いで教習所はお休み。
今日の学科は残り一つ。これを学べば効果測定を受けられる。
第1段階でひねったニュアンスの問題に四苦八苦していたので、
はやく受けてしまいたい。

学科が終わった。
戻ってきた教習簿には、ポストイット(付箋)に印刷された小さなメモが付いていた。
そこには
第2段階学科終了おめでとうございます。
もうすぐ卒業です!早めに効果測定を受けましょう。
・・・と、書いてあった。
「おめでとうございます」って、少々大げさじゃないかい?

私もそのつもりで、練習問題を少しだけでもやっていた。
今日は路上教習が無いので、このまま効果測定を受けていく事にした。

効果測定を受けるために自習室に向かう・・・んじゃなくて!
ゲンかつぎに外にある喫煙コーナーで、陽水さんのJUSTFITを聴く。
周りのタバコに誘われて自分もつい一服(あぁ、禁煙が遠のく~)
気分転換も出来たし、少しだけ気合を入れて自習室に向かう。

自習無しでいきなり効果測定を受ける事にした。
自習をすると余計に頭が混乱しそうだったし、問題数も増えるので
(第1段階50問、第2段階は95問)自習だけでかなりの時間を潰すのが
嫌だった。
自習室の立会い教官は「おっ、いいですね~。ストレート目指しますか?」

教習番号、名前を入力して効果測定スタート。

・・・最初の問題からぶっ飛んだ。
ぶ、文章が長い・・・、ひねった問題と言うよりは、かなりひねくれた問題。
引っ掛け問題にハマらないように、何度も読み返して回答していく。
・・・ん?バイクの操作?
「クラッチを切って堕力で安定を保ち・・・」って、なんだぞりゃ?
わからない問題は後回しにして、じっくりと、じっくりと・・・
またバイクの問題「カーブに差し掛かってからブレーキを踏み・・・」
車と操作が違うのか?それとも同じなのか?
この問題も後回し。
10問に1回くらいの割合でバイクの問題。
危険予測ディスカッションの問題(イラストを見て3問答えます)は思いのほか
簡単に解けた。
でも・・・、でも、バイクの問題が解からない。
想像とカンで回答した。

結果は88点(90点以上でで合格)
ぐっは~。ダメじゃん。練習問題よりもひねくれ過ぎだよ。この問題。
それにバイクの問題の比率が高いんじゃ???

回答を渡しながら教官
「惜しい!危険予測の問題は全問正解です。でも、第1段階の問題の
引っ掛け問題にかなり引っかかってますよ。あと、バイク問題が弱いね」
間違った問題の回答を貰えるので、改めて見てみると確かに見事にひっかかっていた。
もっと落ち着いて回答しなきゃだわ。
それにバイクの問題は教科書をもう1度見ないといけないな。

回答を見ていると教官から
「惜しかったですね。もう1度受けられますよ。どうします?」

回答を一通り読み直してから、もう1度チャレンジする事にした。

問題のひねくれ具合に少しだけど慣れた。
すぐに答えられない問題は何度か読み直すと「そういうことか」と解かってくる。
でも、でも、バイクの問題が・・・やっぱり解からない。

何度も見直して、やっとの思いで95問回答終了。

結果は・・・93点で見事合格!

2回目も危険予測ディスカッションは満点。
あとは、引っ掛け問題とバイク問題の克服だ・・・。
あと1回合格すれば、あとは技能のみになる。
気持ち的にも楽になるものね。

数日後にもう1度チャレンジしよう。

そのためには教科書もしっかり読まないといけないな。
バイクの問題は特にしっかりやらないと・・・
それとも、バイクに乗ってるオットに聞くと解かるかな?

とりあえず、少しだけ肩の荷が降りた気がした。(大げさ)
明日1度路上に乗ったら、明後日は危険予測の連続教習。
その後は予約が取れないからはっきりしないけれど、
来週には高速教習(実際に高速道路を走る)があるだろう。
それが済んだら検定に向けてのおさらいのみ。
卒業まで、あとどれだけ時間がかかるかな?

2012年10月28日日曜日

軽自動車と洗濯機とホットカーペット

先日のオット暴走買い物の本契約に、川向こうの中古車販売店へ行く。
我が家が買ったセカンドカーは三菱のi(アイ)Mタイプで渋いゴールド。
あまり見かけない色が、好みが割れる所かな?
(整備と手続きが終わって家に来た時は、ここにUPしようと思う。)

本契約が終わって販売店のお兄ちゃんが一言。
「あの後また問い合わせがありまして、今日の契約が無ければ是非って
言われていたんです。2ヵ月半も見向きもされない車が本当にどうしちゃったん
でしょうね?」
う~ん、それはこっちが知りたい。
iがブームの気配は無いみたいだし、それとも密かなブームなの?
街を走る軽自動車って、tantoばかりをやたら見かけるけどな・・・。

なんだかんだあったけれど、晴れて我が家のセカンドカーになった。
未だに維持などの経費の問題が気になるけれど、大切に乗ってあげよう。



中古車販売店から帰る途中、私の母から電話が入る。
親の家の洗濯機がいよいよ壊れてしまったらしい。
介護ために連れてきた両親の借家は、昔ながらの2軒長屋。
洗濯機置き場は縁台の脇、外にある。
大きな屋根は付いているけれど、常に雨風にさらされている。
6年も持ったのだから、まだ良い方なのかも。

洗濯機が無ければ当たり前に不便だ。
帰りがけにコジマ電気に寄る事にした。

そう言えば、親の家のホットカーペットって一昨年買い換えたのだけど今年の
3月に突然電源が入らなくなった。
たぶん、父親がタバコの灰を落とした時に本体まで焦がしたんだと思われ・・・。
ついでにホットカーペットも本体のみの物を買っていこう。
一つ大きな焦げ痕はあるけれど、上に敷くカーペットはまだまだ使える。
大型コインランドリーで洗えばきれいになるものね。
高齢世帯は石油ファンヒーターが使えないから、暖房も電化製品がメインになる。
まぁ、それは仕方ない。

父は軽度といっても認知症だから、火事の心配も含めて本当はタバコをやめて欲しい。
でも、それがストレスになって認知症が進んだ事もあった。
医師からも「本数が減っているなら今更禁煙をしなくても、年齢的に徐々に吸えなくなる」
って言われている。
ある程度の監視の下で吸っているから大事には至らないけれど、また敷く時には
しつこく言わなきゃだな・・・。

そんな事も思い出したので、母のお願いの洗濯機とホットカーペットを買う事にした。

洗濯機は野外置きなので立派な物は必要ない。
それでも国産メーカーの特価品、かつ、シンプル操作の物を選んだ。
ホットカーペットは中国メーカー品だけど、父親のタバコ焦がしがあるかも知れないし、
安い物で充分だろう。とりあえず安全装置が付いていれば便利機能は必要ない。

さくさくっと洗濯機もホットカーペットも選んでお会計。
・・・って、私のお財布が寂しい。
明日親の家に行けば精算できるので、仕方なくクレジットカードで決済。
カードを切るなんて何ヶ月ぶりだろう?

親の家の買い物なのに、車と同じ日の出来事で何だかすごく大きな買い物を
した気分になる。
仕事をしていないと、こんなところでも微妙な罪悪感。
でも、今の状況じゃ仕事なんてなかなか難しい。切り替えなきゃ!

当分はこんなにまとめて大きな買い物は無いだろう。
家の家電はまだ大丈夫・・・だよな???

明日はその家電達が親の家に届く。
一応電話で伝えたけれど、立ち会わないといけないな。
父親の通院時間に重ならないといいな。

10月27日  第2段階 技能8時限目

昨日はまだ取れていない学科を受けるついでに路上教習のキャンセル待ちをした。
今までなかなか取れなかったキャンセル待ち。
この日は、なぜだかあっさりとキャンセル枠が取れた。
週末だからかなぁ・・・?でも、来週の予約は取れない。どうなっているんだ?



技能8時限目
「道路及び交通の状況にあわせた運転」
今回の教習項目だ。
ついでに「状況にあわせた停車措置」も少し練習するという。
今日も初めて教わる教官。
無口な、少し近寄りがたい雰囲気。
それでも一つ一つの指示は的確だ。

今回もいつもと違うルート。
工業地帯は前回と同じだけど、ここで停車措置を少しやって別のルートに
なるという。
教官の指示で工場の塀に沿って停車。
路側帯があるから75センチ以上空けて・・・と、左のドアミラーで感覚を掴むけれど
停車措置後の「終りました」(必ず掛け声を入れるんです~)の後の教官からは・・・
「ちょっと、大きく空けすぎてない?」
ドアを開けられて納得。あと30センチは寄れそう。
別ルートへ向かって走行中、またまた教官から「ここで停車お願いします」
今度は畑の脇、側溝がある場所。
路側帯も何も無いけれど「寄れるだけ、寄ってみてください」と教官。
ドアミラーで見ながら幅寄せをするけれど、側溝が近づくと脱輪が怖くて切り返す。
「自分がいいと思ったところで措置してください」
教官は焦らせる事はしないけれど、側溝が気になって真っ直ぐに停車するのも
怖い。
それでも、これくらいかな?の場所に停車して「終りました」
左端を見ながら教官「う~ん、ちょっと寄りが少ないね」
「できたら側溝ギリギリまで寄せるようにしてください」とアドバイスをもらう。
ギリギリって、脱輪したらどうするんだ???これは難題だ~。

今回のルートは教習項目どおりで、住宅街から狭い農道、カーブだらけの
入り組んだ住宅地まで様々な道を運転する。
対向車とすれ違えるか微妙な道もある。
指示通りに進めば進むほど、周りの景色がどんどん変わる。
左折をしたとたんに犬の散歩のおじいさん、慌ててブレーキを踏みながら車間距離を
とって徐行する。
やれやれと安心していると、道幅が狭くなってくる。
道路ミラーにうつる対向車。車を止めて対向車の通過を待つ。
「今のは進めたと思うけど、まぁ、いいでしょう。この道幅なら本当は行くんですよ」
そうか・・・。危ないと思って止まったけれど、今のは通過できたのか?
・・・って、もっと左に寄るって事だよな。
左のミラーに写る側溝。市街地のはずれだから仕方ないけれど側溝に慣れないと
検定でも苦労しそうな予感。

後半、突然教官から「一時停止をちゃんとして下さいね」と言われる。
しっかり一時停止をしていたつもりだったけれど・・・あらら?
「焦っているんですか?軽く止まって発進はダメですよ」
「しっかり止まって、しっかり左右確認しましょう。左右確認の途中から動き出してます」
はぁ~、やってしまった。意識していないけれど右左折を早くしなきゃって、気持ちが
先に出すぎているんだな。

その後も住宅地の狭い道や長くつづら折が続く道など、目も神経も使う道を運転。
たくさんの指摘があると自分の運転の不甲斐なさに凹むけれど、やっぱり路上って
楽しい。

教習所へ戻って教官からのアドバイス。
「側溝を怖いと思っているうちは卒業できませんよ。苦手でも出来るようになろうと
いう気持ちをしっかり持って覚えてください。あと、一時停止は焦らず今よりも一呼吸
おいて発進するくらいがいいでしょう」
教習簿の注意(備考)欄には「一時停止」 今回は仕方ない。

帰りがけに教官から『危険予測ディスカッション』の連続教習予約を取るように言われた。
フロントの予約窓口に行くと「水曜日の通常予約であと1時限乗るのか、火曜日までに
キャンセル待ちで1時限乗るかで、連続教習の日にちが変わってくるらしい。
10時限以降は連続教習が多く、予約を取らないと殆どが進まない。
月曜日は父親の病院もあるので、思い切って教習は休みにした。
火曜日は残り1時限の学科がある。その時にキャンセル待ちで乗れるか乗れないか・・・。
乗れなければ効果測定をやってみようか。

第2段階 運転の楽しさも解かってきたけれど、予約の複雑さにちょっと頭が混乱するな。

2012年10月26日金曜日

第2段階 技能6,7時限目

今日は取得学科の都合もあって、技能と学科の交互教習で4時間。
正直言って、疲れた。
2時限連続技能教習+学科1時限くらいがちょうどいい。
残りの学科が3時限だから、今後はこんな事をする日は無いだろう。
それにしても疲れた~・・・


技能教習6時限目
入りたて?先月の教官パネルにはいなかったお兄ちゃん教官が担当。
配車券を手渡す時も、大きな声で「共に頑張りましょう!よろしくお願いします」って・・・。
あまりにもベタ過ぎて、おばちゃんは何だか照れてしまうよ。

今までのルートで路上に出る。
「この時間はは交差点の通行をメインにやって行きましょう」ハツラツとした声が響く。
はっきりと指示してくれるので、聞き取り易い。
でも・・・、今日の私の運転はなんだかうまく行かない。
指示速度が安定しない、自転車と歩行者ばかりに気が行ってフラついてしまう。

どうしてなんだろう?

お兄ちゃん教官、テキパキと悪い部分を指摘してくれる。
とてもありがたい事なのにそれに応える事が出来ない。
この数時限、いつも通っている道なのに本当にどうしちゃったんだろう?
運転適正検査では私は「戸惑いタイプ」らしい。
いわゆる回帰性が弱い(回帰性 例えば失敗をずっと引きずってしまうとか、すぐに気持ちを切り替えられないタイプ)
でも、ここのところ、そんなに落ち込むような事は無かったんだけど・・・。
教習簿を見ながらお兄ちゃん教官「あっ、言い過ぎましたね。あまり気にしないで
ください。失敗しながらみんな上手くなるんですよ~」
あらら、私がふと考えている事を読み取られちゃったのかな?
適正数値を見られちゃったかな?
だけど、お兄ちゃん教官に対して何とも思っていないので
「大丈夫です。こういう事も勉強です。これからは直すように頑張りますね」
そう伝えた。
お兄ちゃん教官「路上は覚える事が多い上に、複雑な動作や思考になりますから
ゆっくりでもいいので慣れて行きましょうね」と言ってくれた。

今日は納品トラックの駐車が多い。
対向車を気にしながら進路変更、トラックを避けて、左に戻る。
これは昨日と同じでウィンカーのタイミングが上手く出来ない。
少しづつでも出来るようにならないとね。

あっという間にこの時限は終了。
教習簿には『優先判断、左折対応』
「細かくてごめんなさい。でも、頑張ってください」お兄ちゃん教官はそう言って
去っていった。
謝らなくてもいいのに~。オバちゃん、怖くないよ(笑)



技能教習7時限目
この時限も初めて教わるW教官。
Hさんはよく教わるらしく「W教官の技能はわかり易い」とお墨付き。
相性はあるかも知れないけれど、むしろ全く知らない教官よりは緊張が和らぐ。
今回も「交差点の通行」でもルートも変わるし、道端の駐車する練習も入る。
「工業団地を通るので走り易いと思いますよ」と教官。
道端駐車の手順を教わって「後は実践で覚えましょう」
さっそく路上に出る。

う~ん、今日はやっぱり変だ。速度が安定しない・・・。

「このルートはよく検定で使うから覚えた方がいいですよ」
2時限目に通ったルートから左に外れて、進むにつれて道が広くなる。
行きかう車もトレーラーとトラックがメイン。
それがポツリポツリと道端に駐停車している。
「対向車は来てますか?来ていないなら前方のトラックを避けますよ~。
はい、右ウィンカー(その間通過中)、つぎは左ウィンカーです。すぐ戻してね。」
W教官の指示で今回は成功。
「次は自分の判断でやってみましょう」
Hさんの言ってた通りの教官だ。確かに解かり易い。

反対車線に止まっているトレーラーを避ける為に、対向車がどんどんこちらに
はみ出してくる。
「おっと!もう少し左に寄って進みましょう」
さりげなくハンドル操作の補助が入る。避けているつもりだけど左へのより方が
少なかったみたい。
「本当はすぐに感覚を覚えてもらうといいけれど、焦らないで。今、ハンドル補助した
くらいの車間で通っていくようにしましょうね」
次回ここを通るときにはしっかり出来るようにしなくちゃ!

いよいよ交差点へ入る。ここで左折だ。
「大きな車が多いので、歩行者や自転車に注意しようね」
大型トレーラーの後ろで信号が全く見えない。
「トレーラーについていく感じで、左右後方確認も忘れないでね」
トレーラーが動き出す。
車間を空けて左折したけれど、曲がる時にもたついた・・・。
「今の場合は少しアクセルを踏みながら曲がりましょう」
巻き込みを気にし過ぎているのか、うまく行かない。
次の右折でも一緒だった・・・。あぁ、だめだな~。

気を取り直して道端駐車
まずは縁石のある県道での駐車
「僕が指示したら止めてくださいね」
そのまま直線を40キロで走行。いつ指示が出るんだろう?
突然「左の白いポールの先、電信柱があります。そこで停めましょう」
左ウィンカーを出して、減速して・・・おろおろしているうちに教官のハンドル補助。
「ちょっと、操作が遅かったかな。検定でもいきなり言われるから早めに対処できる
ように覚えていきましょう」
ニブさがもろに露呈してるじゃん。情けない・・・。

少しルートを進んで、次は畑の脇に駐車
これは上手くいったと思ったら・・・、「縁石の上は乗らないで。このまま駐車です~」
縁石の上は老朽化などで脱輪する可能性があるからだそうだ。
それに昨年の震災以降は、駐車して震災にあって路肩が崩れて脱輪、なんて事も
ありえるので『避けて駐車』が基本とか。
そうか、これはしっかり覚えておこう。

後半の住宅街の交差点でも、イマイチ流れに乗れない。

そのまま教習終了で車の中でのアドバイス
「交差点は思いっきり行くと決めたら、注意を忘れずに行かないとダメですよ」
当たり前なのだけど出来ないんです~。思わす口にしてしまう。
教官 「乗りながら話している感じでは、交通ルールなどは理解してるんだもんね。
でも、規定どおりには行かないから混乱しているんじゃないかな?」
私  「解かっているんです。体が頭のとおりに動かないです(笑)体だけメカ化
出来ないものですかね???」
教官 「(爆)ちょうどyanagiさんくらいの人で頭も体も錆止めをかけたらいいのかしら
って言っていた人がいたけれど、人間そうも行きませんからね。頭と体で覚えるしか
ないですよ(笑)路上はたくさん考える事があるので意外に疲れるんですよ。
そろそろ、予約も混んでいるみたいだし1日1時限期間にした方がいいかもよ」
私  「歳ですね~。はぁ~・・・」
教官 「僕も似たような歳ですよ(笑)後は慣れですよ」

教習簿を渡される今回の注意点は『交差点判断』



確かにW教官の言うとおり、今日は疲れた。
本当に予約が取れなくて水曜日までは未定状態。
学科は進めつつ、路上は1時限でやっていこうかな・・・

2012年10月25日木曜日

第2段階 技能4,5時限目

第2段階に上がって初めての2時限連続教習。
最近は路上に出るのが怖い反面、なんだか楽しくなってきている。



4時限目
今日は障害物等をよける進路変更を教わる。
今回の教官も初めて教わる人。第2段階に上がって教官の顔ぶれが
一気に変わった気がする。
もう少しするとT教官やぶっきら教官(第1段階参照)に当たるんだろうか?
指名制度を使っていないから、仕方ないのかな?まぁ、いいか!
路上に出る前に教科書で教官からレクチャーを受ける。
避ける方向にウィンカーを出すのは障害物を避けて通過する場合、
後続車や対向車などに知らせる意味もある。
「たまぁにやらずに通過するドライバーもいますけど、教習所の通りに
覚えてくださいね」
話を聞いていると、障害物を避ける手前で右ウィンカー、障害物を通過途中で
元の道に戻る左ウィンカー、元の道に戻ったらすぐにウィンカーを消す。
「リズム良くやってみましょう」なんて教官は言うけれど、忙しそうな動作に
ちょっと緊張してしまう。

路上に出る。2日間のブランクがさっそく出てしまう。
「速度をもっと上げましょうね~」
40キロ出しているかな~なんて、メーターを確認しなかった。改めてメーターを
見ると35キロ。アクセルを踏む。
当初から苦手としているS字の道、今日は側溝のふたが閉まっているので
まだ安心だ。
でも、トラックと行き違うたびに左によってしまう。
「怖い時はブレーキに足を置いて、止まっているのもOKですよ」
そうなのか・・・。
ここを通ると余裕が無くなる。それでも気持ちを持ち直して教官の指示ルートを
左折したり、右折したり・・・。
少し狭い歩道のない県道に入る。
「ここから歩行者や自転車、駐車している車が増えますよ~。さっきのとおりで
やってみましょう」
教官がそういった早々に、県道沿いの家から飛び出すおばあちゃん。
なんと、道のど真ん中を歩き出した。
安全な間隔をあけるには対向車もビュンビュン来てるし・・・、おばあちゃんの
数メートル手前で徐行運転。
「こればかりは、仕方ないですね・・・」と教官。
そう言われた矢先に対向車がパタリと来なくなった。
「今です!ウィンカー右で反対車線に入って!」
ドタバタ目視でウィンカー、反対車線に入っておばあちゃんの脇を通過。
「ここから左ウィンカー!で、元の車線に戻る!」
うっは~、想像していたよりも忙しい。
「こういった時は信号待ちで対向車が来ないうちに、進みましょう。臨機応変にね」
確かに!ルームミラーから見える私の後続には数台の車・・・。
「確かに渋滞しちゃいますね・・・」
「そういうことです。でも焦っちゃいけないですよ。常に最悪のパターンを考えて
頭の中は慎重に行動しないとね」
楽しいけれど、運転って目も頭も体も使うよな~。しみじみ思う。甘く見ていたと。
その後の帰りのルートは教官の真骨頂。
前にSさんから聞いていたけれど、和ませてくれているのか、話す。話す~。
「そこのハム工場直営のフランク屋台知ってます?」から始まり、「うちの父の
ブレーキのかけ方は今でも尊敬してます」まで、教習所に戻るまで延々と続いていた。
もしかしたら教官親子なのかな?
戻った最後のアドバイスも「進路変更はもう1時限やりますから、慣れましょうね」以外
車の話(その車種がいいとか、あれは乗り易いとか)だけだった(苦笑)
でも、教習簿に書かれた注意点は「速度」
あれ?最初の加速がまずかったかな?それ以外は何も言われてないような?
帰りも速度を超過する事も遅すぎる事もなかったような???
書かれたって事は何かあるんだな。気をつけよう。



5時限目
最初の頃に教わった小遊三(に、似ている)教官。
配車券を渡す時に「お久しぶり」と言われる。
1度しか当たってないけど、覚えてくれていたのですね~。ありがたい。
・・・って、点検をして、もう1度進路変更のレクチャーを聞いて、発車前に教習簿を
みながら教官が一言
「効果測定最初の頃は苦労したでしょう?1番初めの効果測定の時、私が担当した
んですよ。あなた、ひどい落ち込みようで、運転も(笑)どうなる事かと思ってました」
あぁ!そうだ。学科も何度か教わっているし、初めての効果測定の立会い教官だ。
運転も内回りで四苦八苦の時だった気がする・・・。
「目立っちゃいましたね」と私。
「効果測定が不合格ってだけで、あんな顔する人あまり見ないから。運転は時間を
かけて覚えればいいとしても(笑)この世の終わりみたいな顔をして帰るから・・・」
そういって教官はケラケラ笑ってる。
「根がマジメ。悪く言えば『くそマジメ』なんでしょうね。だからここまで来たんでしょう」
あらら、また『マジメ』って言われた。
周りが言うのならそうなのかも知れないけれど、負けん気が強いだけだよな。だぶん。

そんな事を話しながら路上に出る。
さっきの教習とほぼ同じルート。
早速停車中の車を避けて通り抜ける関門が来た。
「じゃ、さっきの通りに行きましょう」
ウィンカーを出したら、停車中の車も発進準備。減速に気を取られてウィンカーの
戻し忘れ。
「右に行かないなら、すぐ戻しましょう。判断は間違っていないけど、動作がダメです」
確かに・・・、以後気をつけます。

その後は歩行者も自転車も障害物も無く、帰りのルートまで大きな注意もされないまま
来れた・・・のだけど・・・
教官の指示の右折その先には運動公園、そこを左に曲がる指示があったのだけど、
なぜかその手前の右にある警察に入って行こうとしてしまう。
しかも、なぜか右ウィンカーを出してしまう。
「おいっ、警察に用はないでしょ。ちが~う!その先の公園のところですよ!」
当然です。なんで教習中に警察に行くんだ。何を考えていたんだろう、私。
今思い出しても、顔から火が出るほど恥ずかしい。

その先を更に左折、もう1度左折。
「ここは歩行者も自転車も多いんです。気をつけましょう。知ってるね?近所ですよ」
親の処方箋をお願いしているドラックストアの交差点。
助手席では気にならないことでも運転席だと目に入る。
信号が変わる。「左の巻き込みに注意して、曲がりましょう!」教官の合図で曲がる。
すっかり忘れていた。曲がった先のスーパーが今日から新装開店だった事。
曲がってすぐにこのスーパーの駐車場の出入り口。
当然対向車線からも駐車場に入ろうとずらりと車が並んでいる。
車の隙間からは、人と自転車がポンポンと軽快に飛び出してくる。
「あぁ~、最悪のパターンですね。免許を取った後の練習と思って慎重に進みましょう」
教官の顔に真剣さが増す。
数100メートルくらいの出来事だったけれど、徐行運転でも怖いと思うくらいどんどん
飛び出す、人と車。
スーパーの前でちらりと入り口を見ると「12:00開店」の大きなポスター。
教習車の時計で11:55、人がたくさんなのはそういう事なのね。
恐怖の渋滞&飛び出しゾーンが終ったと思ったら・・・前方に左から飛び出す自転車。
・・・と思ったら渡りきる寸前でUターン、こっちに向かってくる~。(逆走っすよ~)
これには教官もびっくり。思わず二人でブレーキを踏んでしまう。少し手前で停止。
ホッとしたのは良いけれど、この自転車のオバちゃんに怒られちゃった。
「開店日に教習車なんか通んないでよ!」だって。
さすがに小遊三教官も「あれは無いですよね~。逆走ですよ」

その後は無事にルート通過なるか?
教習所に向かう道、行きに使うS字の道の手前で引越しトラック。
「今度こそはきれいに進路変更してみましょう」
教官の合図どおりに動いたつもりだった・・・けど、違ったみたいだ。
トラックの脇を通過しようとした時に「もうちょっと右!寄らないと!」
久々の小遊三教官の渇が入る。
「す、すみません・・・」・・・やっちゃった~。
「もうすぐ教習所だから、今のは戻って説明しますね」と教官。
「・・・はい」
「そこで落ち込まない事です。最初は誰でも初心者なんですよ(笑)」
小遊三教官の一言で和みモードで、教習所に無事生還!

最後のアドバイスで先ほどのトラックの進路変更の話になる
教官 「私がなぜもっと右と言ったのか解かりますか?」
そう聞かれると答えが出ない。学科の予習もしているのに。
教官の話は続く。
「トラックのドアが開いたらどうしますか?さっきの間隔じゃギリギリです。
そこで運転手が降りてきたら・・・解かるよね?」
そこまで言われないと、頭に浮かばない私。情けない・・・。
「それは大変な事です・・・」そう答えるのがやっとだった。
「理解しないで乗っている訳じゃないのだし、これが危険予測です。教習簿にも
書いておきますね。
でも、あなたは路上が楽しいんですか?場内コースより生き生きしてますよ(笑)
運転も路上の方が安定してます。注意点を守って行きましょう」

教習簿に書かれた事は「判断」

第2段階になって注意点の文章が一気に減っている。
明日は連続教習ではなく、学科と技能の交互教習。
頑張っていこう!

2012年10月24日水曜日

気の早いオットの大きな買い物

私が免許を取り始めておぼろげながら、セカンドカーの話が出ていた。
仮免まで1ヵ月半もかかったのに、本免まであとどれくらいかかるのだろう?

仮免に合格した先週から中古車販売店を数件見に行った。
でも、運転に自信なんてまだまだつかないし、気になる車種はあるけれど
まだまだ先の話と思っていた。

今日の午前にオットの携帯へ日曜日に見に行った中古車販売店から
連絡が入った。
お昼過ぎに仕事から帰ったオットが「気になってる車、売れちゃうかも」
部屋に帰ってくるなり、そう言い出す。
こっちは季節の衣替えの最中、現実味もないので「ふぅ~ん」で軽く流した。

でも・・・、今日のオットは何かがおかしい。
「中古車ってね、気に入った車はもう2度と出ないんだよ」
「今年中に免許を取るとしたら、そろそろ車の準備なんじゃない?」
お昼ご飯を食べていても一人で勝手に話してる。

ちょっと待ってよ。
今は無職の私。いくら車が気に入ったってそう簡単に買える訳がない。
雇用保険だって『介護』という理由で申請を延ばしているし、申請したって
今までいた会社は3年満たない就業期間なので、3ヶ月しかもらえないし。
すずめの涙というよりはミミズの涙ほどの貯金を切り崩すのも不安だ。

「大丈夫、何とかなるよ。任せて」
オットがやたらに乗り気なのが気になる。
万馬券でも当たったのか?へそくりを放出する気になったのか?
なんでそんなに余裕なの???

半分ケンカのやり取りをして、結局、私が折れた。
日曜日に行った川向こうの中古車販売店に向かう。

中古車屋さんに着いたら、早々に日曜日に担当してくれたお兄ちゃんが
出てくる。
ちょっと変わった形で色も少ない(限定色)車種なので「なかなか売れない」
って日曜日は言っていたのに・・・。
「今朝、問い合わせがありましてね、来週の日曜日に見に来るという
お客さんが出たんですよ。それでご連絡を差し上げたんです・・・」

もう1度、車を見に行く。
やっぱりいいなぁ・・・この車。でも、簡単には買えないよ・・・。
運転席に座っても気もそぞろ。
その脇でオットは諸経費だの、乗り出し価格だの、具体的な話を進めている。
思わず「ちょっと待とうよ・・・。第一、免許も取れていないし・・・」と話をさえぎる私。
「こういうときは気持ちをでっかく持てば良いじゃない。大丈夫!」
それしか言わないオット。

あれよあれよという間に仮契約まで進んでいた。
事務所の席に座っても、まだ信じられない。
その横で「これに乗るって目標があれば、路上(教習)も進むでしょ」余裕のオット。
当然、お店のお兄ちゃんも「気に入った車に乗れる事が励みになりますもんね」

なんだ~、結託してるのか?この二人???

来週の日曜日に本契約というスピード契約。
大丈夫なのか?本当に?
「うちの親と弟の病院送迎で貰ったガソリン代貯めていたから、大丈夫だよ」
サラリと言い切るオット。それだけじゃ買える訳がないじゃん・・・。
「まぁ、そのうち話すから今日はこれでいいんだよ」
なんだよ、やっぱり万馬券???

こそこそとそんな会話をしながら事務所を出た。
「いらっしゃいませ~」テンションの高い声が売り場に響き渡る。
車を降りたご夫婦(らしき人たち)、うちが仮契約した車の前に走っていく。
ちょうど別のお兄ちゃんが価格看板を外しているところだった。
「これ、ネットで見たんです。おいくらなんですか?」と大きな声が響いてる。
「ね、タイミングばっちりでしょ」とオット。
担当のお兄ちゃんも「予想外にお客さんが来ましたね。ギリギリでyanagiさんちの
物ですよ」なんて言い出す始末。
「今まで2ヶ月全く見向きもされなかったんですけど、急にどうしたんでしょう?」
帰りの車を送る時にもう一人の兄ちゃんが呟く。

う~ん、マニア向けなのか?この車?

オットは妙に満足そうだ。
私は嬉しいような、買った事に罪悪感があるような・・・複雑な気分。

帰りの車でオットに「なんで今なのか」聞いてみた。
どうやらオット、日曜日に見に行ったときにある程度の話をつけていた。
この車種がオットも好きな車だった事もある。
禁煙カーでワンオーナー。走行距離少な目。補修歴なし。ナビ付きのフル装備。
平均価格帯を調べても10万程度安かった事(売れないから値下げしたらしい)
5年落ちだけど、車検はまだ1年半以上残っている。
フロントとバックに目立たない石跳ねの凹みやスリ傷。(それで更に少し値引き)
そんな諸々があって点検パックを付けても平均価格より、はるかに安いらしい。

「(お店の)兄ちゃんも言ったけど、好きな車に乗るって事は大事に乗るでしょ。夫婦で
気に入っているんなら買っても良いじゃない。親たちのことで2人同時に動く事も
あるんだし・・・。まぁ、心配すんな。大丈夫だから」

そうなのかなぁ・・・?まだ現実味の無い私。
本契約後、点検整備の後で納車だから、手元に来るのは早くても11月中旬らしい。
その頃にはもっと実感が湧くんだろうか?
あっという間に決まった車。
懐が痛いけれど少し協力しようか。おそらくメインで乗るのは自分になりそうだから。

しっかし!決めると早いなぁ~。こういうの10年に1度くらいの周期で起こるな・・・。
それにしても、ヘビースモーカーのくせになぜ禁煙カー?
そういう私も教習所に通い始めて、止めていたタバコが復活しちゃった。
禁煙カーなら、タバコが吸えないからいいのかな?

2012年10月22日月曜日

第2段階 技能3時限目

やっと乗れる~。路上教習3時限目。

夕方からの教習にちょっと不安があるけれど、まぁ頑張りましょう。
今日の教官は1番最初の技能教習で教わった教官。1ヶ月半ぶり。

今日は国道16号線に出ると言う。
この時間は通勤帰り等の車が増えてくる時間帯。
「とりあえずは60キロという速度に慣れる教習ですから」と教官。
国道に向かう道は側溝のあるつづら折の道を抜ける。
初めての路上でも通ったけれど、側溝のある左に気を取られたり
右の対向車に気を取られたりでフラフラ・・・

どうにか16号までたどり着く。
「次、いよいよです!右折で入りましょう」
信号が変わる。「前の車に着いて行く様な感じで行きましょう」
交差点でもたつく私、必死に前の車に着いていく。
「さぁ、ここから60キロです。行きましょう」

ひょえ~~~、速い!

「体感速度は運転席の方が速く感じますから、高速教習の予習と
思ってくださいね」

速度の維持は何とかできた。
ただ、16号から抜ける左折の合図が早すぎた。
「う~ん、もう少し合図は遅く出しましょう」
あっという間に左折の信号に着いてしまう気がして、早く出しちゃった。
「距離感とスピード感、バランスを心がけてくださいね」

そのまま高校周辺の通学路から教習所へ戻ると言う。
時間が時間だ。これがまた怖い・・・。
ガードレールのない道、学生達が自転車で出てきたり。いきなり横断したり・・・。
どうしても指定の40キロが出せない。
「ここまで来れば学生さんは減ります。さぁ、スピードを上げましょう」
バックミラーを見たら、後続車が数台。

あぁ、迷惑だな。私。

少し大きな交差点で左折。
無事にまがれたと思ったら「今、左に突っ込んできた自転車がいましたよ」
うぅ、何も無かったから良いけれど言われると怖くなる。
巻き込み確認を、もっとしっかりしないといけないな。

途中で踏切を通過。そこは「そうです。今の感じで」で通過。

またも戻ってきた、側溝のあるつづら折の道。
帰りは後ろに大型トラック、最後のカーブで煽られてクラクション2発。
「気にしないで。そのままの運転でいいです」
またも迷惑だな~。私ったら・・・。

教習所に続く道へ戻る。
やれやれと思っていたら、信号の少し前で車が駐車している~。
「対向車が来なければ、右にはみ出して信号に出てください」
車をよけたら信号が赤に変わる。思いっきり斜め停車。あらら・・・

それでもどうにか教習所に戻ってきた。
不思議な事にもう1時限乗りたくなってくる。
教官のアドバイスは
「ハンドル操作の戻しが遅れがち」
右左折後のハンドルの戻しが遅いのだそうだ。
だから、その後にふらつくのか・・・。
でも、最初の教習を覚えていてくれたのか「初めての時はどうなるかと思いましたよ。
路上もそこそこ安定してますから、この調子で頑張ってくださいね」とありがたい言葉。

教習を終えてカウンターでキャンセル待ちを確認をしたら、次の時限は満車。
そうだよね・・・予約だって満足に取れないんだもの。
そういえば、同じ日に入校日だったHさんも「仮免が受かった」と先ほどメールが届いた。
同じ時間に仮免の先行学科で教習所に居たんだ。ニアミスだね。

怖いと思いながら、本当に不思議。
もっと路上を走りたくなっている。
明日明後日は休校日。木曜、金曜は2時限乗れる。
学科も進めながら頑張ってやってみよう。

10月20日 第2段階技能2時限目、応急学科

昨日はキャンセル待ちでやっと、1時限だけ路上教習が出来た。
第1段階の技能で時間がかかってしまった分、どの教官にも
「なるべく間を空けないで乗ってください」と言われる。
でも、予約が取れないのだもの。仕方が無いよね・・・。
今回の教官も同じ事を言っていた。
事情を話すと「第2段階の生徒さんがめずらしく多いんです」だって。
・・・って事は簡単に卒業させてもらえないって事か。


第2段階技能教習2時限目

今回の男性教官は初めて教わる人。
やっぱり1日おきの技能教習、まして路上だと常に初めて状態。
今回もビクビク、おどおどの運転だった。
前回のコースと違うコースを周る。
県道から土手沿いの道、農道を通って住宅街へ。
途中で縁石に沿った停車を習う。
いきなりの停車指示で戸惑ってしまう。
「やっぱり、毎日乗った方が路上感覚を掴むのにはいいんだけどね」
そんな事を言われても~・・・。
「第2段階は路上教習が一気に進むんだよ。その後におさらいと補修ね」
50キロの速度が安定してきた時に、ふと話す教官。
「補修はその都度じゃないんですね」と余裕のない中、何とか答える。
「備考欄に書いておく事が注意ポイントね。後で見て参考にしてね」

先の信号に杖をついたおばあさん。
信号を渡るのかと思ったら、路側帯を歩き出す。進行方向は同じ。
「あわわ、どうしましょう?」
「道幅は広いんだから、少し速度を落として右に寄ってね」と教官。
おばあさんの近くまで来たら、なんと右に大きくふらついてくる。
思わずブレーキ。
なんとおばあさん、歩き方のクセなのかS字を書くように大きく右にふれたり
左にふれたりの歩き方。
教官は「大丈夫、進んで!」「徐行ですよね?」と私。
教官はちょっと困りながら「脇を通りながら徐々に加速していいよ」
え?いいの?
「後続が詰まってますよ~。ここは一気に通過しましょう」
恐々と無事に通過。

その後の住宅街では右折をしたとたん、子供が道路をダッシュで横断。
またまた、ブレーキを踏んでしまう。
「う~ん、悪くはないけど充分距離はあったからここは徐行で良かったかも」
教官のアドバイスが入る。
その先でも「早く渡って~」と小さな子供を呼ぶ声。
速度を落とすと「今のうち~、早く早く!」せかす声が聞こえる。
右から飛び出してきたのは小さな子供。
おい、おい、勘弁してくれ~。寿命が縮む~。

「路上2回目で随分色々な体験をしましたね。まぁ、慣れるしかないです」
教官が言うのは尤もだけど、怖かったよ~。
「でも、緊張しすぎも身に付かないから気をつけて」
おばあさんや子供の一件でかなり力が入っていたみたい。
小さく曲がる左折で、教官のハンドル補助が入ったときに言われた。
教習所に戻ってアドバイスを貰う。23日24日は休校日。
「できたら月曜日に2時限は乗った方がいいけれど・・・、予約が1時限しか取れ
ないんですね。休校日明けには集中して乗るようにしてくださいね」
「運転のカン以外に路上に慣れることが一番ですよ。それには出来るだけ乗る
事です。恐怖感は持ってもいいけれど、少し大きな気持ちでやってみましょう」
教習簿の備考欄には「先の状況をよく見る」
うむむ、しっかりしなくては!


応急学科
3時限連続の学科と応急処置の方法を習う。
本来ならば第2段階のもっと後半に習うのだけど、技能(路上)教習の予約が
取れないので「時間のある人は先に取っておく様に」と仮免合格の時に言われた。
参加した私を含めて8人のうち一人は一緒に仮免合格をとったお兄ちゃん、別の
2人も「予約が取れないから」とこの学科を先行予約した人たちだった。

レクリエーションルームなる部屋に通される。
そこにはAEDや人口呼吸、心臓マッサージに使う人形が5体。
みんな顔にタオルがかけてあって、ちょっと不気味。(衛生上の処置なんだけどね)

教官が入ってくる。
この学科の必要性の説明から入って、教本を読んだり、処置の方法を学ぶのか
と思ったら「この人形がダメな人はいませんか?」の質問から入る。
この質問参加者全員クリア。
「では、マウスピースを使った人工呼吸の練習があります。2人1組でやります。
マウスピースを使うので直に口を付けませんが、どうしてもダメな人はいますか」
ここで数人が「虫歯とかうつりませんよね?」「以前の人の菌とか無いんですか」
の質問が入る。
そこで教官の説明が続く。
ここ数年、人形を見ただけで「気持ち悪くなった」と途中退場する人、「2人一組だと
家族に変な病気を持帰ると大変だから」と拒絶する人、異常なくらい潔癖な人など
『特別教習の更に特別個別教習』になる人が月に数人いるらしい。
教習中に流すDVDの怪我のシーンを見て倒れた人もいるとか。
事前に伝えないと3時限連続の特性もあって、「途中退場だから1時限はやった
事にして欲しい」とか「生理的に無理だから免除して欲しい」とか色々あるらしい。
だから事前に細かい事を確認をするそうだ。
無理な人たちはここで退場して、相談コーナーに行って再度教習説明を受ける。
いずれにしてもこの学科を終えなければ、卒業はできない。
教官の説明が終った時点で全員「引き続き教わる」事になる。

2人1組のグループ分けをして人形の前に座る。
私の相方は二十歳位違うお姉ちゃん。最近はいつも私が最年長参加者。
二人でコットンを使って消毒をする。
思わず「納棺っぽい?」と不謹慎にも口をついてしまう。
それを聞いたお姉ちゃん「私もそう思います~」とニヤリ。
その脇でヤンキー風のお兄ちゃんが「うわっ、マジ?キモイ!こいつ」と恐々と
人形を触っている。
教官が「無理かな?」と聞くと「我慢するっす!」
そういいながらも「うわ~」だの「ひぃ~」だの、見た目を覆す怯え様。
休憩時間になっても「免許の為に我慢する。でも本当は無理」と一人怖がっていた。


いよいよ人工呼吸の練習
左手をおでこに添えながら鼻をつまんで、右の人差し指と中指であごをグッと
引き上げる。気道確保。
そしてマウスピースの周りのビニールに描いているイラストのように口を添えて
一気に息を吐く。
人形の胸が膨らめば成功。
最初の数回息がどこからか漏れているのか、上手くいかない。
数回繰り返す。人形についている電気メーターを相方が見て、成功や失敗を教えて
くれる。基準の数値に満たないと失敗になるけれど、肺活量などの問題があるので
基準値を目標として息を吐く。
汗が流れてくる。10回近く練習した頃「うまくいってますよ~」の声。
何とかクリア。

次は心臓マッサージ
胸の真ん中変に右手の平の下側を乗せて、左手で手の平全体で押さないように
指を絡めて固定する。肘を真っ直ぐに伸ばして体重をかけるように押す。
基準は5センチ沈む事。
これもまた上手くいかない。
30回繰り返すとじわりと汗が出てくる。運動不足だなぁ~。
「最後の方で何度か5センチ行きましたよ」と相方のお姉ちゃん。
教官からは「まだ体重のかけ方が甘いね」
簡単そうで難しい。

休憩を挟んでDVDを見て、いよいよ事故を想定した模擬手当て。
部屋の隅に立って怪我人(人形)を発見→小走りで近づく(本当は駆け足、室内のため)
怪我の状態や息をしているか確認→声かけ→周りの人へ応援を求める→
心臓マッサージ30回、人口呼吸2回を5セット
始めてみると、周りの人への応援要請までは良かったけれど、実践がキツイ。
5セット終了する頃には汗だく&息切れになっていた。
相方の彼女も同じで終った途端、ぐったりしていた。
先ほどの人形が怖い彼も「うわっ」「キモっ」と声を出しながら何とかクリア。
参加者全員クリアで終了した。

1日経って今日21日にはじわりと腕に筋肉痛。
相方のお姉ちゃんは帰りがけに「腕が痛くなりますね~」と言っていた。
1日経ってそれが出るとは・・・やっぱり歳だね。

2012年10月19日金曜日

予約が取れない!!!

今日はキャンセル待ちで路上教習に出るつもりだった。
その予定もキャンセル待ちでことごとく外れて、学科のみ2時限受けてきた。
明日は応急手当の学科連続3時限のみで、路上教習の予約が取れない。
来週の火、水曜日と休校日なので技能教習(路上教習も含む)が
すごく混んでいるんだって・・・。

本来は通わない日曜日の午後も満員。
やっと取れた予約は月曜の16時~1時限のみ。

明日も1時限余裕を持ってキャンセル待ちを申し込もうか・・・

学科を稼ぐのにはちょうどいいけれど、昼休みを挟むのが難点だな。
もう少し経てば予約が取り易くなるんだろうか?

それとも学科を取れる時にとって、2段階の効果測定も済ませてしまおうか?

運転のカンが落ちそうで心配。
でも、予約が取れないし、キャンセル待ちも1台に5人待ちとか厳しそうだな。

月曜日まで様子をみようか・・・
とりあえず、明日は応急手当の学科のみ。
もし乗れるようならここも更新しようっと!

2012年10月18日木曜日

第2段階 技能1時限目

雨が強く降ったり、止んだり・・・
そんな中でも行って来た~。路上教習!
今日の教官はスイーツ教官。
あらら、これも何かのご縁かしら?

まずはエンジンなどの点検の仕方を教わって・・・
って、いきなり全部覚えるんですか?
「高速教習の時にしか、ここまで(エンジンルーム)はやりませんよ」と教官。
あぁ、良かった~。
「でも、タイヤの点検は毎日行います」
そうですか・・・
「簡単ですよ。ここに△の印があるでしょう」
う~ん、なんとなく見つけづらいなぁ・・・
「この印を見つけて、その上の(タイヤの)山があるか確認してくださいね」
「ついでに車体の下に何かいないかも確認してください」
タイヤについている、この△の印って以外に見つけづらい。
他の3本のタイヤは見つけられずに山の確認で終った。
「見つかりづらい時は山のチェックをしてくださいね~」
それを早く言って欲しかったなぁ・・・。
△印を見つけるのに、指先が結構どろどろになっちゃった。
雨だとこういうのも嫌だねぇ・・・


車の点検確認も終って、いよいよ路上へ。
教習所の外へ出た途端、そこは30キロ道路。
「ん~、もう少し速度を上げてくださいね」
アクセルを踏む。は、早い・・・。
「私が横に乗ってますから、大丈夫。早くっ!」
もっと速度を上げろと???
「yanagiさん~、今の速度を見てみましょう。30キロ切ってますよ」
そんなことを言われても、思うようにアクセルが踏めない。
速さに慣れるまでは本当に怖かった。


そんなドタバタを起こしながら交差点へ出た。
スイーツ教官は「ここ、右折です。で、ここから先の道は40キロですよ」
なんて、淡々と言うけれど、右折すら怖い・・・。
信号が変わった。
「もっと早くハンドルを回して、アクセルは軽く踏む!」
ひえぇ~、忙しい!目が回りそうだ~。

この先は約5キロほど直線が続く某街道。所々にに残る松並木がキレイ。
でも、今日は違う。
「40キロだよ~」スイーツ教官の声にアクセルを踏む。
「前のトラックが小さくならないようにアクセル調整してくださいね~」

ハンドルがぶれる気がして、つい強く握ってしまう。
「ハンドルは強く握らないで。コース内のように握りましょう~」
ほのぼのとしたスイーツ教官の声が響く。
速度に慣れると周りが一気に広くなった気がした。
左からバイクが近づいてくる。
あっという間にそのまま横を通過していった。
その後、無意識に左に寄ってしまう。
「左に寄り過ぎ~。さっきバイクが通れたのだから、それくらいの位置でね」
反対車線には大型トラックが迫ってくる。
またも無意識に左にきっちり寄ってしまう。
「さっきの車の位置で大丈夫。ぶつからないから」
そうは言われても、やっぱり怖い。
でも、これをクリアしなくちゃ免許は取れないんだよな・・・。

唐突にスイーツ教官が「トノサマバッタってかっこいいよねぇ」
と話を振り出す。
この状況によりによって『バッタ』の話ぃ???
「確かに大きくて顔は仮面ライダーなので格好はいいですね・・・」と私。
「でしょう。この間バイクのコースに異常発生していて、ひかれちゃうと可哀想
だから数匹捕まえて脇の芝生に戻したんですよ」と教官。
「ただ、私は跳ねる虫は嫌いです。先日もエガ教官に捕ってもらいました」
(エガ教官とは言ってない。ちゃんと名前で伝えましたよ。えぇ。)
「そうなの?でもトノサマバッタはかっこいいですよ。形がいいですもん」
スイーツ教官はトノサマバッタマニアなのか?

そんな話をしているうちに渋滞になってくる。

車間距離をとって、前の車に近づき過ぎないようにブレーキ。
「あれ、yanagiさんガックンブレーキが良くなってますよ。スムーズです」
自分でも意識してはいなかったけれど、あれ?上手く出来てる?

その頃から腕時計を見始めるスイーツ教官。
「渋滞でこの先のコースに進めないね~。残念だけど今日は短縮コースで」
内心ホッとしていた自分がいた。

そこそこ大きな道を通って帰ると思っていた。
街道沿いの交差点から県道に入って、また数キロのながい直線。
ここはなんと、50キロ!

最初は緊張したけれど、速さに慣れたのか『アクセル』の声は聞かなかった。

ここからがスイーツ教官。食の話題で盛り上がる。
「近所にマックが出来るらしいんです。もう何年も行ってないんだけど
朝マックが気になるんですよ。お勧めってある?」
う~ん、私もマックはあまり食べない。
サブウェイが近所にあった頃にはそこばかりだし、今は年に数回のモス
だろうか?
「CMでやってるマフィン系なんかどうです?朝マックってそんなイメージ」
それしか浮かばないので、ちょっと雑に答えてしまう。
「マフィンねぇ・・・。朝向きだからCMしてるんだよね?実は食べた事が無い
んですよ」と教官。
私も、もう数年食べた事がないなぁ・・・。マックのマフィン。
「やっぱり、もっとおいしい朝ごはんのお店の方がいいのかなぁ」と教官。
「そういえばコメダ珈琲店ができましたね。そこのモーニングは良さげですね」
数ヶ月前に隣町にできたコメダ珈琲店。
名古屋に数ヶ月滞在した事のある私には、思い入れのあるお店。
でも、連日混んでいて未だに行った事は無い。
「コメダって、デザートがいいんじゃなかった?出来たのは知ってるけど
やっぱり混んでるの?」
「未だに混んでますよ~」と答えた。
ミラー越しに見えたスイーツ教官の目がちょっと寂しそうだった(笑)

県道から市道に入り、すぐに住宅街へ入っていく。
オットに教習所へ送ってもらう時に何度か通っているけれど、S字あり、道幅が
狭いところあり、見通しが悪い場所多数の難所。

通っていたことで先の道の状況が解かる。
それは良かったのだけど、いざ自分が運転するとどうしても怯んでしまう。
見通しの悪いところにミラーがあったな・・・
チラチラとそのミラーを見ながら何とか通過。心臓はバクバク。

この道を抜けると教習所まではもうすぐ!

教習所につながる大きな道に出る。前方から中型トラック。
近づいてびっくり!(トラックもびっくりだったらしい)
乗っていたのは私のオット。
思わず「ぷっ!」と吹いてしまう。
スイーツ教官は「今のトラック、こっちを見てニヤけてましたよ。気にしないで
下さいね。煽られた訳じゃないからね・・・」と気遣ってくれる。
「いや、あの、あの運ちゃん、知ってます」
ちょっと驚いた声で教官「えっ、知り合いだったの?会社の同僚さんとか?」
「いや、今のは私のオットです・・・」仕方なく答える私。
これからも送迎とかで会うかもしれないし、隠したってしょうがないし。
「心配で見に来たとか?この道はあまりトラックは通らないんですよ」
今度は教官の声が明らかにニヤけてる。
「たぶん、違うと思いますよ~」
たまたまだろう。そんなもん。
帰って聞いたら、国道が大渋滞で抜け道を使ったら偶然会ったらしい。

そんな話をしているうちに教習所へ到着。

外周を数回周って、今日の路上は終了。
「コース内の運転じゃどうなる事かと思ったけれど、リラックスすれば
思った以上に路上で運転できてます」と嬉しいお言葉。
「ただね・・、車の位置を左に寄せすぎない。交差点の右折は機敏に
してくださいね。その他の右左折も早め早目を心がけてね」
とアドバイスを貰った。

スイーツ教官だと、なぜかリラックスできるんだよね。
話術のせいなのか、彼の持つ雰囲気のせいなのか・・・
「なるべく最初の3日くらいは間を空けずに乗ってくださいね」
それは充分解かっているんのだけど、予約が取れないんだな・・・。
学科もあるし、明日はキャンセル待ちで乗れるといいな。

2012年10月17日水曜日

第1段階検定試験・仮免試験

いよいよこの日が来てしまった・・・。
みきわめが済んで空く事4日、その間に親の通院などで考えさせられる事
数回。
検査もまたまた増えてしまったし、今後の事が頭から離れない。
正直、仮免許の勉強に集中できる状態ではなかった。
昨晩は一気に練習問題を頭に詰め込んで就寝。
何だか寝付けずに数回目を覚ます。
ぐっすり寝付けたと思ったら、何だか周りが明るい。
時計を見てみると出発時間の30分前だった・・・。
バタバタと支度をして、近所の送迎バスの停車ポイントに向かう。
なぁんか、嫌な予感・・・
バスの中では、気分を変えてゲンかつぎに陽水さんの「justfit」を聞く。
効果測定で最初に受かった時に、外に出て聞いた曲。
リラックス、リラックス・・・


本日第1段階の検定を受けるのは私を含めて5人。
・・・って、最初に受験番号と氏名、生年月日などを告げて視力測定や、運動
測定(数メートルまっすぐ歩くだけ)を受けるのだけど、他の4人は私の子か?
ってくらい若い子ばかり。
一番年上さんで私の二周り下だもん。一人だけみんなの母年齢。
一番若い子は平成6年だって!もぅね、浮いてるよな・・・。

受験番号どおりに検定を受ける。
私の番号は5番。一番最後だ。誰かが言っていたけれど年齢順に受けるって
まんざら嘘でもないのかな?

検定は教官が二人に教習生一人が立ち会う。
番号順に次に受験する人が立ち会う形だ。
最後の私は誰が立ち会うんだろうと思っていたら、4番目に乗る女の子。
3番目の人に乗って、私とも乗るのか。何だか申し訳ないなぁ。
その4番目の彼女と検定車をロビーから追う。
ポツリポツリ会話をするけれど、お互いかなりの緊張が襲ってきて最後には
殆ど会話が無くなっちゃった。
4番目の彼女が出て行く。
と、言う事は3番目の検定が始まる。次は自分の立会い。
ただ後部座席に乗っているだけなのに、それすらも緊張する。
3番目の人が乗った検定車が動き出して間もなく、検定発着点へ向かう。
その間も長い・・・

3番目の検定終了。
4番目の女の子と車に乗ろうと思ったら、これまでの検定はMT車と言う事で
AT車に交換。
数分はもう一人の立会い教官が「よかったらMT車でやりますか?」なんて
軽いジョークで緊張をほぐしてくれる。
それも束の間、AT車が到着。
まずは立会い乗車。
コースの案内は教官がしてくれる。あとはミス無くコースを通れるか・・・
彼女の運転で窓から見えるコースを漠然と追う。
今日の検定コースは一番難しいとされる3番コース。
なぜか、復習教習はこのコースが多かった。
でも、なんだか新しいコースを通っている気がして、不安ばかりがよぎる。
そんな事を思っているうちに4番目の女の子の検定終了。
彼女が教官からのアドバイスを受けている間が、あっという間に過ぎる。
いよいよ自分の番が周ってきた。

正直、どこをどの様に走ったのかすら覚えていない。
最後の坂道(左側・緩やかな方)、踏切から外周コースを出て、発着点に
着くのだけど、その部分しか覚えていない。
最後の最後、発着点で縁石ガリガリ。慌てて切り返して縁石より15センチに
停車した。
終ってみるとあっけなかった。
最後の教官からのアドバイスでは
「緊張してますね~。殆ど息していなかったでしょう?(笑)」から始まり、
「外周を回る際、一時的に右により過ぎてセンターラインの白線を通ってました。
あと、交差点で左折の時に後方確認が甘かったですね。これは路上に出たら
巻き込みの危険があるので必ずしっかり行ってください。
最後の発着点の縁石ですが、切り替えした後は良かったけれど、路上の縁石は
高いので車を傷つける事になります。注意してください」
後部座席の教官からは「肩が上がったままで全くリラックスできてません。もう
少し力を抜いて運転しましょう」だった。
このアドバイス時間、他の4人よりも長い。

ロビーに戻って結果を待つ。

と、思ったら再度教室へ呼ばれて合格した場合と不合格の場合の説明。
その後ロビーで待つこと40分。
多少の連帯感なのか、バラバラに座りつつもひと塊でいる検定組。
誰と無く「受かりそう?」なんて話が出る。
「まずいんじゃね?」「大丈夫でしょ」「たぶんね・・・」
みんな様々な感想。
私だけが縁石ガリガリとアドバイス時間が長くて、一人落ち込む。
そのうちそれぞれ別の場所に移動して4番目の女の子と二人だけになった。
彼女は「逆にアドバイスが簡単すぎて不安」だと言う。
そうだよね、みんな結果が出るまで気持ちが落ち着かないよね。
たぶん、私はダメだろうなぁ・・・最後の縁石でやっちゃったもん・・・

待つこと40数分。
試験結果表(電光掲示板)に出た数字は、なんと!全員合格!

ぶっきら教官に『縁石だけは擦るなよ』って散々言われていたので、自分が
受かったのが信じられない。何かの間違いじゃなかろうか???

再度、教室に呼ばれて仮免手続きと、仮免試験の説明を受ける。
その中に名前が入っていたので、間違いでも嘘でもないらしい。
でも、1時間10分後には仮免試験がある。
これをクリアしないと仮免合格にはならない。
一息ついて頭を切り替えなきゃ!



この教習所の周りには飲食店が無い。デリバリー弁当も無い。
パンと冷凍食品の販売機があるだけ。
食べたい物が特に無いけれど、朝寝坊のお陰でバナナ1本しか
お腹に入れてない私は少々パワーダウン気味。
検定の極度の緊張もあって、履いているジーンズが緩んできた。
ダイエットなら嬉しいけれどすぐ戻るだろう。少し小腹に貯めなくては・・・
パンの販売機にあったカロリーメイト1箱でお昼ご飯を済ます。
仮免学科の試験が受かれば、その後に第2段階の学科を2時限受けなく
てはならない。
今のうち食べておかないと、食べる機会が無さそうだもの。

その後自習室で練習問題を2回
1回目100点、2回目98点
何とかいけそうかな?



自習室で練習問題以外は何もやらずにブラブラ過ごす。
その内に試験時間。
マークシート方式で50問。
説明を受けて、数分の待機時間(その間何も出来ず)、試験スタート。

最初は順調。
中盤も順調・・・後半ものつもりで解いていたら、マークシートが一マス
多い。
そんな訳がないので最初からそこまで見直しも含めて、チェック。
1問題、連続同じ回答だったので飛ばしていた。
危ない、危ない・・・

それでも迷うことなく、一通り回答終了。
見直しをしても終了時間まで10分ほど余った。
その頃になるとみんな回答が終る。

再度見直す人、肩を上下する人、窓の方に顔を向けている人・・・

様々な時間の潰し方。一番後ろの席だから、何だか前の人たちの
それぞれの動きを見ていた。
その内に試験終了。結果は15分後らしい。

教室から出て下のロビーに向かうと、入校式で一緒だった今も仲良しの
Hさんに会う。
顔を見て話しかけたその時に、結果発表。
電光掲示板を見ると無事に合格。

今日の検定の事はHさんには日曜日に伝えてある。
自分の事のように喜んでくれるHさんに感謝、感謝。
通りかかったスイーツ教官も「あれから一気に進んだね」と言ってくれた。
じわじわと実感が湧いてくる。

その後は第2段階の先行学科を2時限受け、仮免許の交付を受けて、
今日の検定は終了。8時50分~17時10分までの長丁場だった。
帰りのバスでふと、思い出した。
仮免試験で満点だと『クオカードがもらえる』と言っていたけれど、誰も
もらってなかったな・・・。もちろん自分もだけど。
まぁ、受かったから良いか!

ここまで来るのに早かったような、長かったような・・・不思議な感覚。
学生気分で通ったり、途中で投げ出したくなったり・・・
自分の技量や年齢を思い知らされた時もあったな。

明日から第2段階の技能も入る。いよいよ路上に出る。
嬉しいような・・・でも、まだまだ不安の方が多いな。
Hさんもお仕事をしながら頑張っている。
「先に上がったんだから私をけん引してよね(笑)」
そんな事をサラリと言うHさん。
大丈夫、雑で良ければいつでも引っ張りますよ~!
同時に進めなくても、何でも話せる彼女の存在は本当にありがたい。
お互いに少しづつでも進んでいこう。




yanagi 第1段階
技能(みきわめ含む) 44時限
学科           10時限
効果測定(2回合格)   7回
みきわめ           1回
技能検定         1回
仮免学科測定      1回


なんとか、ここまで来れました・・・

2012年10月15日月曜日

なんだかなぁ~・・・

母の通院日
と、言うか母にもピロリ菌が出たので『念のため』と言う事で
胃カメラの検査。

悪性腫瘍らしきものは見つからず、ピロリ菌の除菌投薬で
済みそうだと思っていたら・・・
先日の血液検査で腫瘍マーカーの数値が高いと言う結果。
バタバタとCTを受けて、来月は直腸内視鏡検査になっちゃった。

先日も書いたけれど、歳を重ねると色々な変調が体に起こる。
『腫瘍マーカーの数値』が高いのが不安だな。

内視鏡検査は来月と言ってもどうにも頭から離れない。
明日は父のピロリ菌の呼気検査。
これも上手くクリアできるかな?

母も胃カメラだけで済むと思ったら、そう簡単には行かないのね。
なんだかな、明後日は仮免許の検定なのにタイミングが悪いな・・・。

2012年10月13日土曜日

技能教習43時限目、44時限目みきわめ

なぜか今日は一気に進んでしまった。
後半の1時限がみきわめに進んでいたと思わなかった・・・

技能教習43時限目
またもお初の男性教官。学科で1度教わったかな?
見覚えのあるような、無いような・・・
いつもの私のツートップT教官とぶっきら教官にならないなぁ。
よほど覚えが悪いせいなのかな?

そんな事を考えながら乗っていた43時限目。
いつものコース周回。
昨日の教習の練習どおりにできているんだろうか?
不安がよぎる・・・
そんな矢先にクランクで縁石ガリガリの脱輪。

あぁ~やっちゃったよ。気を取り直して切り返し。

次のS字でもまたまた脱輪。これも即切り返しでなんとか抜けた。
「もうすぐ路上に出るんですから、慎重に落ち着いてくださいね」
何度この言葉を掛けられただろう。

指示通りにはコース内を周れるようにはなったけれど、不安ばかり。
そんな事を繰り返しているうちに終業のチャイム。
終わりのアドバイスは「もうすぐ路上に出るのだから、凡ミスを無くして
慎重に運転してください。あと、ブレーキのタイミングもちょっと遅いし、
そこの所を修正しましょうね」
「そこの部分はじっくり覚えたいです」と私。
今にして思えば・・・なのだけど、その時に教官はこう言った。
「路上に出てもたくさんの修正箇所を指摘されるから、大きな気持ちで
臨んで下さい」

意味が解からぬまま「まだおさらい教習が続くんだ」と思って、教習簿
すら見なかった。
まさか次の時間が「みきわめ」に進んでいるなんて夢にも思わなかった。



44時限目みきわめ
今回の教官は3度目。良く言えばクール。でも私は彼が少々苦手。
・・・というか、自分が出来ない歯がゆさで後半は息苦しくなってくるから。

みきわめとは知らない私。いつものように「お願いします」で教習が始まる。
教官もいつものように「ハイ、よろしく」しか言わない。
同じようにコース周回。
内周コースで「ブレーキ調整しながらカーブを曲がってくださいね」と言われ、
少々動揺してしまう。
S字に入ってまたも縁石ガリガリ。即切り返し。
「う~ん、この不安定さを安定させないと、路上では縁石が高いから大変な
事になりますよ。気をつけて」
ここでも「路上」というフレーズが出ているのに、まったく気づいていない私。
コースの途中で運転しながら思わず教官につぶやいてしまう。
「まだまだですよね。何だか今日は思うように行きませんね・・・」
教官は「いつもの通りに乗ってください。コースの指示と目に余った部分しか
言いませんから」
「そんな・・・まだまだなのにですか?」と私。
「検定前ですよ。自分の覚えた事はしっかりやりましょう」と教官。
ここでも「みきわめ」なんだよって言ってるようなもの。(後で教官から聞いた)
でも気づかない私。

ウィンカーの左右間違いがあった。
「これはかなり問題ですよ。慎重に、気をつけてくださいね」
「ハイ、すみません・・・」

最後の周回
坂道~踏み切りを通る。
「ここの部分は完璧ですね。いいですよ」
そのまま外周を周って教習時間終了。

車庫に戻って最後のアドバイスを・・・
って、教官が何やら白いカードに書き込んでいる。
書き込みながら「yanagiさん、凡ミスは無くしましょう、あと今まで取った
予約は全部キャンセルしてください」
それを言ったきり何も言わずにカードに何かを書き込んでいる。

無言の1分くらいがすごく長く感じる。
もしや、運転が向いていないから辞めてくれって退校勧告か?
不安ばかりがよぎってネガティブ思考も最高潮。

カードが書き終わったと思ったら、さっと私に差し出す教官。
「これね・・・」言いかけたところで、思わず「運転、私には無理ですか?」
と口に出してしまう。
教官はポカンとしている。
へ?違うの?なに?なに?

「yanagiさんね、落ち着いて。みきわめが通ったんですよ。誰も辞めろなんて
言ってないでしょう。このカードを受付の赤い箱に入れて検定手続きをとって
帰って下さいね。
早速、明日受けてみますか?それとも1日置きますか?検定曜日は日月水金
です。来週中には受けてしまいましょう。受かったら第2段階の予約を入れ直し
てください」

まだ状況がつかめない私。少し考えてやっと来週の予定を告げる。
「あのう・・・、家族の通院がありまして水曜日で大丈夫ですか?」

教官 「運転感覚を忘れないうちがいいけれど、水曜日なら問題ないでしょう」
私 「で、私はみきわめをやるんですよね?」
教官 「今終ったのがみきわめです。知らなかったの?」
私 「はい・・・」
教官 「改めて言うといつもどおりの運転が出来ないと思って、あえて言わずに
いました。でも、車の中でも検定前って何度も言ったと思いますよ」
私 「まさか、そうだとは思わなかったんです。まだまだおさらいが続くんだと
そればかりに頭が行ってました」
教官 「あなたは緊張し易いからそれでリズムを崩すでしょう。今日はミスは
あったものの、充分みきわめレベルに達したんですよ。どうしたんですか?」
私 「でも・・・不安です。もう1時間くらいおさらいがしたかった気がします」
教官 「面白い人ですね。上に上がれるのに嬉しくないですか?検定は開き
直って頑張って来てください。2段階でまた会いましょう」
私 「嘘じゃないですよね?いいのかな?こんな状態で・・・」
教官 「それがマジメ過ぎるって事です。完璧にできる生徒はまずいません」
私 「はい・・・ありがとうございました。頑張ってみます」
教官 「嬉しくないですか?もう、ダメだなぁ。適正テストのまんまですね」
私 「何で解かるんですか?」
教官 「ここ(教習簿の適正テストの数値欄を指差して)を見ればだいたい
解かります。だから普段どおりの教習でみきわめもしたんですよ。緊張したら
いつものあなたの運転が見れませんからね。では、水曜日まではリフレッシュ
して検定に臨んで下さい。はやく2段階に上がってきてくださいね。おめでとう」

そんなやり取りをしても、まだきつねにつままれた気分だった。
車を降りた帰り際にも「もう1時間おさらいできませんか?」と言ってしまう。
教官は笑いながら「だめです!もう、みきわめ良好の判子を押しましたから」
「ドカッと腹を据えて頑張ってくださいね」そう言われて教習が終った。

ポカーンとしていると、今までの教習で教わった教官が通り過ぎる。
北関東訛りのあるパリっとした教官。(教官部分はU字工事風に読んで頂くとありがたい)
「どうしたの~?みんなロビーに戻ったよ。進んでますかね~?」
思わず「来週、検定になっちゃいました・・・」
それを聞いたこの教官「それは良かったね~。2段階で鍛えるから早くね」
何を思ったか私「これ、どっきりとかじゃないですよね?」
「なに面白い事を言ってんの。ちゃんと頑張ったから検定なんだよ。そんな
どっきりをしたら学校が潰れちゃうべ?」と笑いながら返す教官。
どうやら、夢でもないらしい。本当に検定まで進んだんだ。
「あなたはいつも自信なさげだけど、ちゃんと進んでるんだから、できねぇ
部分を直してさ、自信を持ってやってくといいんだよなぁ」
会ったついでのオマケアドバイスを貰った。
「まぁ~、2段階の前に検定落ちたっつって補修になったら鍛え直しだな」と
笑う教官。
「頑張れよ~」と去っていった。


ロビーに戻って手続きを済ます。
10月17日 いよいよ第1段階の検定になった。
受かれば仮免の筆記試験が受けられる。


これを打ち込んでいてもまだ、嘘のようだ。
不安の方が大きいけれど、やっとここまで来れたんだ。
第1段階終わりまであと、一息!



今日の仮免練習問題(210問 90%で合格) 
1回目99% 
10/14 99%
10/15 99% 
50問問題(1問2点90点で合格ライン)
1回目86点 2回目84点 3回目90点 
4回目94点 5回目96点 6回目98点

技能教習41,42時限目

今日も相変わらずのみきわめ&検定に向けてのおさらい。
特に進歩もなく、明日も同じ教習をやることになった。

今日は2時限とも同じ教官で初めて教わる。
顔も風貌もスイーツ親方に似ている・・・(以下、スイーツ教官と呼ぶ)
穏やかな口調 ぶっきら教官に慣れているのか、すごく新鮮だった。

最初の1時限目は教習簿と私の走行を見て、何がダメなのか、どこが
うまく出来ないのかをコース内を指示しながら走行する。
後半でブレーキのタイミング、目線、クランクに入ったときの車の位置
などの指摘を受けた。

指摘の中で何が驚いたってクランクだ。
「運転席が道路の真ん中に来るように入る」って、こんなに乗っていても
誰からも聞いていなかった・・・。
それを聞いたスイーツ教官「う~ん、教官同士で言えないけれどyanagi
さん数時間ロスした感じだね」
私 「どういうことですか???」
教官 「きっちり入るように(クランク)と教えると決まったのは先月の
後半なんだけど、当たった教官たちが誰も言ってくれなかったんだね」
私 「まずいですか?」
教官 「まずいと言うか・・・誰かがそのように教えていたらクランクの
入り方にムラが出なかった気がするんだな」
私 「これから修正できるんでしょうか?」
教官 「次の時間でしっかりやりましょう。体で覚えて明日以降もその
繰り返しで覚えていきましょう」
教官 「遠回りしちゃったけれど、みきわめも間近だし頑張ろうね」

T教官、ぶっきら教官、その他の教官・・・誰も言ってくれなかった。
ちょっと悲しくなってきた。

教官 「そんなに大きな問題じゃないのだけど、検定で厳しく言われると
ツライし、その時に聞くの嫌でしょ。誰も教えなかったんじゃなくて、他の
修正に時間を割いてくれたんじゃないかな?」
私 「・・・」
複雑な気分、でもここまで進んでしまったものは仕方がない。

教官 「現実にクランクは通れるわけだし、その前にyanagiさんはその
項目をクリアしたのだし、今回の修正の時に教えて貰ってないのかな
って話だから気にしないでね。入り方が安定していて決まった位置なら
問題なかったのだけど・・・、ちょっと前に誰かが指摘して伝えていれば
クランクの部分の修正は無いのなぁと思ったの。ごめんなさいね」
なぜか謝られてしまった。
考えたら、その他の修正がたくさんあったから抜けてしまったのかな?
いずれにしても私の覚えが悪いのがいけないんだ。

気を取り直してコースを周回する。
次の時間も引き続きスイーツ教官なので「次の時間もよろしく」で
1時限目は終了。


後半はガラリと雰囲気が変わる。
唐突に私の教習簿を見て「yanagiさんちの近所に手打ちパスタのお店が
無いかな?」
確かに家のすぐ近所にそのお店はある。こっちがずっこけるかと思った。
なんで今、その話題?と思いながらも「ありますよ。すぐ近所です」
教官の話は止まらない。
「そこって行った事あります?おいしいですか?」
?な気持ちで運転しながら答える「ありますよ。たまご麺のパスタなんです」
それを聞いた教官「たまご麺!」声が生き生きしている。どうしたんだ??
「味もなかなかおししいですよ。お値段も手ごろだし・・・」
「ほう~、それは今度行かないと行けないですね」完全にノッている。

どうしたんだろう?この流れ。
考えているうちにスイーツ教官が言う「yanagiさん、今の感じ。リラックスして
運転してるでしょ。苦手克服時間なんだから肩肘張らないでやっていき
ましょう。あなたマジメ過ぎるんですよ。だからこの方が絶対に身に付くと
思います」
そういうことか!スイーツ教官が話題を変えて緊張をほぐしてくれたんだ。

まずはブレーキのタイミング
「ブレーキと声掛けしたら、踏んでくださいね。内周と外周でやりますよ」
タイミングがつかめない私にはありがたい教習。
外周、内周を周回しているうちに声が掛からなくても、いいタイミングで
自然とブレーキが踏めるようになる。

次はクランクの入り方
最初は失敗。
2回目 入る前の停車位置からゆっくりとハンドル操作で教わる。
イマイチ上手くいかない。
そうなるともう1度チャレンジしたくなる。
「じゃぁ、やってみましょう」スイーツ教官の一言でもう1度チャレンジ。
停車位置を確認して、運転席が道路の真ん中に来るように・・・
ゆっくり入る・・・できた!
「そう!そういう感じで入ってください。時間が無いから今日はこれで
終わりにするけど、明日以降もこの入り方を目標にね」

その間も問題の無いコース部分ではスイーツ&ランチ談義

後半はコース周回を2回ほどして終了。
終わりのアドバイスで「yanagiさん、どうする?次に進んでみきわめを
やってみる?」
突然の質問に少し戸惑ってしまう。

スイーツ教官は続ける「でもね、今日覚えた事をしっかり明日はできるか
って、誰でもそうだけど覚えたては怖いでしょう。出来なかったらずっと
みきわめをやることになるんだよね。
急いで(免許を)取ろうと思っていないのなら、修正できるところはしてから
みきわめ、検定に進んだ方がいいと思うんです。
今でもみきわめに進めるけれど、まだ技術が不安定かなと思うんですよ」

今日の教習を受けて気持ちは決まった。
修正箇所をできるだけ直していこう。
教官からお墨付きが出るまでは、長くなってもいいじゃない。

その話を伝える。
「そっか!yanagiさんマジメですね。今じっくり乗っていれば上に進んでも
大丈夫。たまに『早く進めて欲しい!こんなに乗ってるのに』と焦る方が
いるから、どうなのかな?と思っていたんですよ。その気持ちなら安心
しましたよ」

いや、私はたぶん、マジメじゃないですよ・・・ゆるいですから。

その後は・・・またもぶり返すスイーツ&ランチ話。
我が家の近所にはそこそこ話題になるお店がある。
イタメシ&スイーツの店とか隠れ家的スイーツショップとか・・・
この教官、スイーツ親方に似ていると思ったら、本当にスイーツが大好き
みたいだ。
「ランチよりチーズケーキ、タルト・・・でもモンブランかな?」
教習中もそんな話をしていた。
終わりのアドバイスよりもそっちの話で盛り上がる。

最後に「無駄話もリラックスには大事ですよ。集中しすぎると混乱の元です」
そんな言葉を頂いた。
ロビーに戻りながら「また、良かったら指名して下さいね」とも。
ただ、そこには「でも、声が掛かることが多々あるんで希望に添えなかったら
ごめんなさい」とも。

声が掛かる事が多々ある?・・・って事は人気教官だったんだな。
第2段階に上がって、路上教習になったら指名してみようかな?
路上教習はコースと違って緊張の連続ってよく聞くものね(笑)
不思議な感覚のまましっかり乗った充実感。こんな日もたまには良いよね。



今日の仮免練習問題(210問 90%で合格) 
1回目99% 

2012年10月11日木曜日

医療従事者不足だな・・・

午後から母の通院
私の住んでいる市ではそこそこ大きな病院

この通院、少しだけ毎月憂鬱になる

それは予約しても待つのは予約時間+2時間が平均
今日は16時の予約で終ったのが20時15分
診療している科の医師が一人しかいないのが原因

毎月恒例の新規の患者さんのクレーム
予約患者と紹介患者の診療が先なので、何も無い
新規の患者さんは後回しになる

18時を過ぎるとケースワーカーさん達が、待ち時間の
長さを和らげるために話を聞きに周って来る
紹介状を持っていない新規の患者さんが、そこで
待ち時間の長さ等のクレームを言う。

今日は新規の患者さんが多かったようで、凄かったな

疲れたから「寝かせてくれ」(気持ちは解かる)
売店がしまったから「食べ物が買えない。どうすればいい?」
対応できる事は看護士さんも出てきてやってくれるのだけど
そうなると、肝心の診療の方で看護士さんが不在で進まなか
ったり、次の予約を取るのに手間取ったりしてしまう

6年前から確かに混んではいたけれど、ここまでじゃないな
新規で来ている人だって「近所の病院が潰れた」とか
「今まで通っていた病院に先生がいなくなった」とか、
結構深刻な話が多い

18時を過ぎると看護士さんもグッと減る
ケースワーカーさんが話しを聞いて取りまとめているけれど
「改善します」と言っても肝心の医療従事者が少ないよね

母の診療を待ちながら、ふと思ったりした

技能教習40時限目

いよいよ突入の40時限目。
我ながら、第1段階でここまで乗ると思わなかった・・・。
予約が取れずに朝1番の1時限のみ。
母の通院が午後からあるから、これは仕方が無い。

今日も教習所のコースの混雑は変わらず。
更に中型トラック&バイク数台が入り乱れての教習。
今日の教官もいつものT教官。
この混雑にイマイチ慣れない状況でスタート。

コース周回と、発着点への幅寄せ。
昔の癖が出てスピードを出せない。メリハリの無い運転。
今までも怖かったけれど、バイクが通り過ぎるのが今日は一段と怖い。
脇を通り過ぎるだけなのに、ブレーキを踏んでしまう。
「路上に出た時の予習だと思って!」
何回T教官に言われただろう・・・。

バイクがいなくなって、やっと気を取り直してコース周回。
S字に入ってハンドルを右へ左へ・・・
バックミラーをふと見ると、間近に後続車!
ぴったりくっついて、ついてくる。
これじゃ、切り返しも出来ないよ~・・・。
慌てて出ようとして、最後の縁石で軽く乗り上げた。
あぁ~、やっちゃったよ・・・また検定への道が伸びるな・・・

「ブランク(教習)の人は慣れているから、たまにあぁいう事をするんです。
あちらの人も車間距離をとらなかったので教官に怒られると思うんで、
こういう時は慌てずにゆっくり確実に行きましょう」

T教官はそう言ってくれたけれど、煽られると焦るクセ。いけないな。

見通しの悪い交差点では、垣根の間からコースを間違えたブランクさんが
突っ込んでくるし、路上の予習を兼ねているとは言っても魑魅魍魎じゃん。

教習後のT教官のアドバイスは・・・
「クランクは極端に左より。S字は極端に右より。車両感覚をもう少し
つけましょう」だった。
「上(第2段階)に上がる時にタイミングが悪すぎましたね・・・」とは言って
くれたけれど、毎日寿命が縮む気がするのは私だけか?
私の横に乗るT教官はじめ教官さんたちも、かなり寿命が縮んでいる筈。

おなじ免許を貰うなら、たくさん覚えたほうが良いに決まっている。
自分の年齢までに第2段階に上がれるか・・・。
(何度もだけど)開き直ってやるしかないね。

今日の仮免練習問題(210問 90%で合格) 
1回目97% 


2012年10月10日水曜日

技能教習38,39時限目

どんだけ乗るのよ?第1段階。3日ぶりの教習所~。
・・・って、やたらに人が多い。
それも自分くらいの人から上の人ばかり!
そこに持ってきて、今週の予約が取れない!
いったいどうなってるんだ?

教習中に教官から聞いて知ったのだけど、どうやらブランク&高齢者
ドライバーの講習者が一気に増えたみたい・・・。

教習待ちの間、たまたま隣に座った奥様2人組。
「あなたもブランク教習ですか?」と声を掛けてきた。
これから運転免許を取る事を伝えると、勝手に2人で話し出した。

奥様A「私、この間自動車保険の会社にうっかり20年以上運転
してない事を話しちゃったのね。そうしたら旦那に保険会社から電話が
いって、保険料が上がるかもって言うじゃない」
奥様B「えぇ!だって、ゴールドでしょ?私もだけど。保険会社がダメ
って言ったの?信じられない~!私は子供が生まれてから殆ど乗って
ないから、ブランクは15年位かな?それもマズイの?」
奥様A「ブランク教習を受けてるかとか、色々聞かれたんだって。
久々に乗ってみたかったんだけど、旦那がブランク教習を受けてこい
ってうるさいから来たのよ」
奥様B「私は仕事でどうしても車に乗らなきゃならなくなったからだよ」

時折、こちらにも「頑張って!」とか「乗らないとこうなるよ~」と声を
掛けてくれる。
ゴールド免許で自動車保険が安いって、よく聞くけれどブランクさんは
まずいのか?そればかりが妙に残った。



 技能教習38,39時限目
今日も検定&みきわめに向けてのおさらいなのでまとめて・・・
38時限目はいつものぶっきら教官。
今日は珍しく敬語だった。あれれ?どうしたんですか~?
「基本的には敬語なのよ。ま、色々あるんだよね」
もしや、ぶっきらぼうな態度を改めるようにお達しがあったのか?
私は慣れたのでいつものぶっきら教官の方がいいなぁ・・・。

相変わらずのコース周回。
「この間と比べて少しづつでも上達してるよ。あとはブレーキのタイミング、
小さいミスを無くさないとね」
そんなアドバイスをもらいながら、我ながら順調に周回をこなしていく。

終わり間際に踏切から外周コースへ出ようと思った時に、アクシデント。
左右確認、進路確認も済ませてコースに出ようとした途端、猛スピードの
教習車が1台。
「おっと!ちょっと待って!」教官が慌ててブレーキを踏む。
あっという間に目の前を通り過ぎて、小さくなっていく車。
「飛ばすよね、ブランク教習だ・・・」と教官。
「ただね・・・」と言葉は続く。
「随分後ろの方にいた車だったから、コースに出ようと思うのは解かる。
でも、今の場合はヘタすると進路妨害になって検定はその場で終わり
なんだよ・・・」
「・・・そうなんですか、ごめんなさい」と言いながら複雑な気分。
「あぁいう場合は無理しないで出ないことだね」
「はい・・・」
駐車位置に戻って、ぶっきら教官が少々済まなそうに話す。
「昨日あたりからブランク教習生が一気に増えたんですよ。でね、さっき
みたいな事が当分あると思うの。あと、高齢者教習でも参加者が増えて
るんでね、路上教習並みに予測不可能な事があるかも知れないよ。
運転は良くなっているんだけど、みきわめと検定を受けるのは今のこの
状態になるべく対応できるようにならないと厳しいかも知れないです。
う~ん、申し訳ないけどもう少し今の状態に慣れて受けたほうがyanagiさん
にはいいと思うんだよね。だから次もこの教習で・・・」
次の時間も同じ教習に決定した。
余計なお世話ですが、ぶっきら教官、敬語交じりの話し方変です(笑)


気を取り直して次の教習~と、ロビーでのんびりしていたらさっきの
ブランク教習のお二方。
「さっきはごめんね。誰か乗ってるか知ってたらブレーキ踏んだのに」
そっちが優先道路だからいいんだけど、「誰か判ってたら」って・・・?!
どういうこと?う~ん、不思議な人だ・・・。


39時限目はいつものT教官。彼女とぶっきら教官は私の専属?
この組み合わせの連続教習が本当に多い。
先ほどの教習の話をして「今まで以上に周りに注意して運転しましょう」
とのアドバイス。
少々クランクとS字で右に寄り過ぎるけれど、縁石ガリガリ(脱輪)も無く
自分なりに順調に進んでいた。
T教官も「リフレッシュ期間の甲斐がありましたね~」と言ってくれた。

が・・・!

コース内の交差点、信号が青に変わって左右確認をしていると・・・
またも突進車1台。
停止線を越えていきなり止まった。突っ込んできた車側の信号は赤。
当然っちゃぁ、当然なのだけど、交差点の中に入ったまま止まってる。
運転していたのはおばぁちゃん。
慌ててバックしてくれて通過したけれど、怖かった~。

「気を取り直して、周りましょう」とT教官。
どうも、これをきっかけにまたまたリズムが崩れたみたい。
周りを気にし過ぎて加速できなくなってしまった。
「直線は思い切って飛ばしていいですよ」T教官はそう言うけれど、先の
クランクの出口に車がいる。
だめだ・・・飛ばせない。加速できない~。
「慎重なのは悪くないけれど、yanagiさんが失敗した訳じゃないんだから」
T教官がなだめてくれても、何だかリズムが狂ってしまった。
終わり間際の発着点の幅寄せも上手くいかなかった。

教習後のアドバイスは「前回の教官と一緒で今の教習コースの状態に
慣れる事ですね。タイミングの悪さ(コース内の混雑の事)は同情します。
でも、路上に出るともっと予想外の出来事がありますよ。
今のうちに慣れた方がいいんですから、動揺しなくなるまではもう少し
今の教習をやりましょう。『たくさん覚えられる』と気持ちを切り替えて!
近日中には必ずみきわめと検定に進めますから」
・・・でした。


なんだかめちゃくちゃタイミングが悪いじゃん。
それも私の運転技術が上がらないのがいけないのか。
今のコース状態で検定を受ければ・・・やっぱり厳しいよな。
2時限とも驚く事だらけだもの。
いよいよ40時限目に突入か。まぁ、やるしかないね。


今日の仮免練習問題(210問 90%で合格)*今日から問題数を増やしてみた
1回目96% 

2012年10月9日火曜日

歳をとると色々あるのね・・・

午後から母の通院に行って来た。
オットの送迎つきだったので楽チン♪♪♪

今日の通院は爪水虫
腎臓病を病んでいるので、強い薬が使えない。
だから元の爪に戻るまでかなり根気のいる通院になりそうだ。

8月の終わりに、父共々デイサービス通いが始まった。
連絡帳に「変形した親指の爪ですが、厚さがあるので切れませんでした」
その連絡から今に至る。
ニッパーで切ろうとしても、分厚くなってしまった爪をどこから切っていいか
全く解からない。
爪を切った事で、今ですら伝い歩きがやっとなのに歩けなくなったら・・・
と、思うと尚更切る事が出来ない。
母がメインで通っている総合病院に相談してみる。
皮膚科とフットケア外来は完全予約制。最短でも2週間は待つとの返事。
父の甲状腺でお世話になっている病院に相談してみると、気持ちよく
「いつでもどうぞ」
父の胃カメラ検査(ピロリ菌関係)の時についでに看て貰った。
結果は「爪水虫」

家族には爪水虫も水虫も罹っている人がいないのに何でだろう?

先生は「年齢を重ねると肌が角質化しやすいし、爪水虫にもなり易い」
と、おっしゃっていたな。

その時に他の検査も少々やった。
その結果が今日伝えられる。
父と同じく「ピロリ菌」反応あり。

「年齢が上がると胃がんの可能性もあるから」と、来週開けには母も
胃カメラ検査。
慌しく検査予約を済ませた。
内科関係は腎臓でお世話になっている総合病院の方がいいのだけれど、
明後日の診察で腎臓内科の担当医に聞いてみようかな?
今日行った病院の先生は「結果いかんでは今までの病院にお伝えします」
と言ってくれた。
それも伝えないといけないね。

母の持病は、慢性腎炎&ウロバック装着&緑内障&爪水虫にピロリ菌か。
・・・うむむ、歳をとると色々出てくるんだね・・・
ちなみに父は、認知症&軽い老人うつ&甲状腺異常&ピロリ菌。
書き出すとすごいな・・・
で、姑は、事故の後遺症の一部脳欠損&軽い認知症&高脂血症。
あらら、両家の親とも病気のデパートだね(苦笑)


考えたらまた一つ親の通院が増えたんだ~。
今週~22日まで(22日は姑の通院日)、診察時間と教習所の予約と
にらめっこだね。

イマイチ疲れも取れないし、衣替えもまだだから、教習所はセーブに
なるかな?仮免まで行きたいけれど、どうにもならないもんね。

つくづく思う。歳を取ると体の変調が色々と起きるんだな・・・。

2012年10月8日月曜日

疲れたなぁ・・・

昨日は教習所の予約が取れなくて、今日は休校日。
そして、明日も予約は取れずに午後からは母の病院。
水曜日は2時限乗って、木曜日は午前中に1時限。
で、またまた母の病院。
今週中に仮免取得まで行きたい気持ちもあるけれど、
たぶん無理だな・・・。


週末から微妙に「理不尽だな」って、感じる事が多くて
変な疲れが一気に噴出した。


自分の父の認知症も少し進んで、母のお財布から勝手に
お金を持ち出すし、注意すれば逆切れするし。
想像もつかないことをするから認知症なのだけど、キツイな。
「子供に還るんだから」と、頭で解かっていてもやはり
解せない。
怒らないように逆切れをなだめて家に戻ると、自分の家族
でもドォ~っと疲れが出る。


そこに持ってきてオット弟。
躁うつ病は脅威の回復力で良くなっている。それはいい事だ。
でも、先週末のトイレの詰まり直し、前日に直しに来たのなら
連絡をくれても良いと思うぞ。(姑もそうだけど)
教習所の帰りに寄ったら、姑が「もう、直ったの!」って・・・。
「電話しようと思ってたんだけどね」って、して欲しかったよ。
それを横で聞いていても「僕が直したから大丈夫」って、
何かがズレてるんだよな。

彼の仮復職が決まったそうだ。
これももちろん喜ばしいのだけど、戻れて当たり前のような
態度はなんだろう?職場の人のバックアップもかなりあったのに
自分で「ここまできたぞ!」感がゆんゆんしてる。
これまた病気だから仕方が無いと思っても、上から目線の
語り口に少々イラつく。
言いたくないけれど(ここで言っちゃうけど)私が仕事を辞めた
のだって、彼の病状の悪化と平行して起きた彼の離婚問題
からだもの。
今となっては「あぁyanagiさんは、今仕事してないんだよね」で
済まされちゃう。

悪いけど、好きで仕事を辞めたわけじゃありません・・・


色々重なって、ネガティブ思考だ。良くないね。


夕方、気分転換に「ほぐし処」なるマッサージへ行って来た。
それがまたまた、追い討ちをかける。
肩が凝り過ぎて完全にほぐれないそうな・・・。
「こうなる前に来た方がいいですよ」って、お店の人が言ってた。
2人がかりでほぐしてもらったのだけど、凝り過ぎちゃってダメ。
2時間で元に戻っちゃったよ。肩コリコリ~。

久々にゆっくり出来る予定だった2日間。
なんだかうまくいかないな。それにしても疲れたぞ~。



1週間前の愛猫禅次郎 完全熟睡中 彼にストレスは無いらしい・・・。うらやましいぞ!

2012年10月6日土曜日

技能教習36,37時限目

教習所へ出かける間際に私の親から「洗濯機が壊れた」と電話。
少しだけ時間があったので親の家に寄って、洗濯機の様子を見る。
そろそろガタが来てるな。コンセントを入れなおしたら何とか立ち
直った。近々洗濯機を買い換えないといけないな。

昨晩はオットから「実家(オットの家)のトイレが詰まったらしい。
教習所の帰りにでも見てきて欲しい」と言われている。
2階にもトイレがあるので何とかしのげるようだけど、せっかちな
姑さんだから、帰りに寄らないとすぐに電話が入るだろう。

毎週、数日こんな事が起こる。

教習所に行く前なら何とも無かったけれど、行き始めると結構
キツイ。
なにより集中できない。切り替えなくてはと思いつついつも急かされ
ている。
言い訳になるけれど、技能教習がこんなに時間がかかるのも
こういうトラブルが多かったりするのも影響があると思う。
休憩時間に「何時に戻る?〇〇だから来て」なんてしょっちゅう
だもの。
夫婦両家に「見守り」が必要な親たちがいる。仕方が無いか。
オット弟の躁鬱病が安定して、復職できる可能性が高まった事
だけでも良かったとしようか。




技能教習36,37時限目
いつものT教官。今日は2時限同じ教官だからまとめてしまいます。
教習の始まりで「yanagiさん、悪い方にハマッている気がしますよ」
と言われる。
みきわめ前の復習時間をこんなに乗る人なんていないのだろう。
第1段階がすごく長い道のりになるような気がした。

更に教官、
「色々な教え方の教官がいます。それを素直に聞きすぎて運転が
ひどくなってますよ。欠点はあれ、前のほうがずっと安定していました」
私  「悪いところを直してもらって、おかしくなっちゃうんですか?」
教官 「教官それぞれのニュアンスの違いとか、技能のどこに重点を
置くかでそれぞれ違うんですよ。本当はそれじゃいけないのだけど、
そのニュアンス一つ一つをマジメに受け止めたら、こうなっちゃった
でしょう。ハンドルの癖を直していたのに教習簿には今までの備考
欄よりすごい事が書いてありませんか?
いや、イジメとじゃなくて教官それぞれが思ったことを書いていません
か?と言う意味なんですが・・・」
私  「はぁ、今まで書かれなかった事が一気に噴出してる感じです」
教官 「それを一つ一つ考えすぎてるんです。考えるなとは言わないし
いい事なんですけれど、yanagiさん、マジメ過ぎます」
私  「私がマジメですか???」

「マジメすぎる」って、生まれてこの方、この歳まで殆ど聞かない言葉。
技能が進まない事に焦っているんだと思っていた。違うのか?

教官 「そうでしょう。言っている事が教官それぞれバラバラなのに
一つ一つをキッチリ出来るようになるなんて、今の段階では無理に
決まっているでしょう。焦りよりもそれをこなそうとしてハマったんです」
私  「全部を覚えればいいのかな?と思ってました」
教官 「それが出来たら、もっと早く2段階に進んでますって(笑)
ゆっくりモードでも、ごちゃごちゃに覚えた技能で上がるよりは欠点が
あっても安定した運転が出来る方が路上に出た時に安心です」

そんなやり取りを交わして、この項目をふりだしからに修正した。
なんだったんだろう?この6時間。
これが(教習所で)知り合った人達が言う「合わない教官だと進まない」
と、言う事なんだろうか?
最初からこの項目はT教官を指名して進めば良かったのか?
なんだか判らなくなってきた。

コースの周回をしながらT教官の運転チェック。
クランク、S字も「今までと視点が変わっちゃてます~」
小さく曲がる左折も「あぁ、ここも視点が変わっちゃってますね・・・」
1時限目はこの一つまえの項目当時の運転に戻るためのチェックだった。


休憩を挟んで2時限目
またまた車に乗る早々に教官からの質問
「視点が変わりすぎているんですけど、別の教官から何か言われまし
たか?」
そういえば、私の運転はもたつくので感覚を掴みながらミラーを当てに
しない運転にしなさいって、何度か言われたな・・・
それを聞いたT教官「無理したでしょう?それ以降狭路の通行がうまく
いかなくなったでしょ」
言われてみればそうだ。
「あと、加速とブレーキのタイミング修正するように言われてますよね?」
確かにそれもあったなぁ・・・。
T教官と前に乗ったのは3人前、その3人の教官でこんなに変わるんだ。
「ね、そこがマジメ過ぎるんですよ。それでおかしくなったら、ここまで来て
るのにもったいないじゃないですか。アドバイス程度にとどめて強制され
ない限り今までの運転をしてくださいね。間違った事は言ってないので、
言われた事は先々直していく気持ちでね」

その後は1~3の各コースを周回しながら、今までの運転に修正していく。
それでもまだまだ、戻らない。
逆に教わった事で良い方に修正された面もあったし、私には難しかった
事を覚えようとして運転が変になった面もあった。

明日から教習所の休校日も含めて数日のお休み。
教官からも言われた「リフレッシュして、来週こそは!ですよ!」
そのように進むと良いな。



今日の仮免練習問題(100問 1問1%で90%で合格) 
1回目96% 

2012年10月5日金曜日

技能教習34,35時限目

昨晩、教習所の入校式で知り合ったHさんから電話をもらった。
お互いの進行状況や行き詰まりを、報告し合ったり、励ましあったり
はたまた、グチったり・・・。
色々な事を話しているうちに1時間が経過。
時計を見て長く話した事に驚いて、ほぼ二人同時に「おやすみなさい」
年齢は10歳以上も上だけれど、年齢を超えて共通の話ができるって
新鮮だな。
男ばかりの職場にいた私には女の人と長電話って数年ぶり。
こどもがいないので所謂「ママ友」の付き合いもないしね。

Hさんと話した事で少しだけ気持ちが軽くなった。
それでも何にも代わり映えのない教習で今日も終ったのだけど・・・

技能教習34時限目
担当は2日ぶりのぶっきら教官。
最近は女性のT教官とぶっきら教官が私のメイン教官になりつつある。
つくづく思う。指名もしていないのに何でだろう?
二人とも慣れたからいいんだけど。

しょっぱなに「みきわめに上がる前にダメな点を修正しないと路上に
出られないんだから、ダメだって少しづつでも修正しなきゃぁね」
と、ぶっきら教官。
いつもの無愛想な挨拶でコース周回スタート。
特に何も言われずに発着点へ幅寄せ。
「う~ん、カーブ時にもう少し減速して。左折が大きくて線よりはみ出し
ちゃってるから、そこも減速とハンドルを思いきり切って小さくね」

あぁ~、やっぱりまだまだなんだなぁ・・・

後半もあまり進歩せず。
最後の最後の外周カーブでブレーキが甘くて外側に大きく触れる。
で、縁石に軽くぶつけてしまう。
「あぁ、もったいねぇな・・・。ブレーキ調整を体に覚えさせないとね」
言われる事はご尤もです・・・はい。

最後のアドバイスでは「色々言われて調子を崩すかもしれないけれど、
路上に出て怖い思いをするよりは、今のうちに時間がかかっても覚え
ること。パーフェクトじゃなくてもいいんだから」だった。
そして、サプライズ?な無駄話に移る。
教官 「この車、何か変わったと思わない?」
私  「乗ったときから違うと思ってましたよ」
教官 「おう、判ってたんだ。言えばよかったのに」
私  「メーターとかフロント、ハンドブレーキの位置も違いますよね。
あと、アクセルが軽い・・・踏むとすぐにスピードが出ちゃいます」
教官 「新車なんだよ。これ。で、あんたが1番初めの教習。今日納車
したんだから」
私  「整備とか、大丈夫なんですか?」
教官 「当たり前だろ!整備した状態で来るに決まってんだろ!」
教官 「アクセルが軽いから、まぁスピード調整はきついだろうな」
私  「そういうことですか・・・」
教官 「今日はね、でもあんたの調整はまだまだなんだな。」
教官 「この車の第1号だからって、いつまでも乗る気でいないでよ」
そう言って少し顔がほころんでいた。
ぶっきら教官が珍しい事だ。雨でも降るのかな???(笑)
「早く上達しなさい」って意味で言ったんだろうな。



技能教習35時限目
お初の男性教官だった。
穏やかそうな雰囲気・・・と思ったら、教習に入ったら全く違った。

すんごい熱血!!!

言葉は優しいけれど、キッチリ、バッチリがモットーの様な人。
S字の入り口でいきなり教官ブレーキ。
「はい!質問。このまま入ると車はどうなる?」
どうなるって・・・どう言えばいいのだろう?
今までとほぼ同じ位置で入っていったのに・・・。
「解かりませんか?左に寄るから無駄な動きが増えるんです」
そ、そうなのか・・・
「はい、やりなおし!」
教官自らバックギアにして、バックしてそこからスタート。
「はい、そこで大きく左にハンドル!」「右ハンドル大きく!」
言われたとおりに操作した。確かにバッチリだ。
「今のを確実に覚えるんですよ。検定で減点されたらもったいない」

外周に出て発着点での幅寄せ。
減速で発着点に寄せる手前で「目線が違う!ミラーは見ない!」
感覚で寄せたら離れてしまった。
「もう1回やり直し!車両感覚をつかんでくださいね」
もう1度外周に出て幅寄せ。
今度はうまくいった。
「もう1度やってみましょう。体に覚えさせないとね」
次もぎりぎり成功。

後半でブレーキのメリハリが無い事を指摘される。
コースを周りながら「ここでブレーキ!」の声が飛びまくる。
少しでも遅れると「もう1回!」

何度も繰り返しているうちに終業のチャイム。
終わりのアドバイスは・・・
「進路変更のタイミングは悪くないですね。でもね、メリハリが
少ないんです。つまり、スピードを出すところはグッと出して、
ブレーキをもっと使う。そうすると、大回りも少なくなりますよ。
で、S字クランクは最近はみんな左に寄るんですよ。
検定で大きなミスになるから、直していくようにね。
yanagiさん、悪いけどもう少し修正が必要だね。」

検定で落ちるよりは今じっくり教わったほうが良いに決まってる。
それに関してはあまり何とも思わない。
・・・しっかし、頭では解かってるのに自分のニブさったら!
体に叩き込むには、どれくらいかかるんだろう?
そのための連日のスパルタ教官シリーズなのか?
明日2時限乗ったら連休だ。
どこまで体が覚えるか・・・、ある程度の歳になったら自分の
年齢くらい乗らないとダメって聞くけれど、どうなんだろう?


今日の仮免練習問題(100問 1問1%で90%で合格) 
1回目97%  2回目98%

2012年10月4日木曜日

技能教習32,33時限目

技能教習32時限目

いつものT教官。
もうね、第1段階の総仕上げは解かっているのだけど、体がうまく
連動しない。
「みきわめ」や「検定」に落ちたくない気持ちが焦りになるのか、
どうにも上手くいかないんだな。

「ちょっと前より、ひどくなっちゃったみたい」

T教官の一言が、じわじわと結構効いてくる。
煽られているわけじゃないけれど「もうすぐみきわめです」の一言が
微妙にプレッシャーだったりする。

自分でも不思議と安定しない。何でだろう?

今までの総まとめ 次の時間もどうなる事やら・・・。


技能教習33時限目

7時限目の時に教わった教官が久々に回ってきた。
「1ヶ月でここまで来たんだ。良く頑張りましたね」
その言葉はありがたいのだけど、教官のねぎらいも思いっきり
ふっ飛ばしてしまう。自分の運転。

この教官、結構厳しい・・・

幅寄せも「出来たつもりは安定してない証拠です」
小回りの左折の縁石ガリガリも「どうしたの?ここまできたのに?」
言われて修正しようとすればするほど、ギクシャクしてしまう。
「後方確認のアクションが小さすぎる」と言われてからは、頭が真っ白に
なってチャイムまで何をやったのか覚えてないや。

今までの覚えた事のおさらいと出来ない部分の補修なのに、教わっても
今まで出来た事ができなかった、今日は。

教習簿の備考欄には「つまらないミスを無くしましょう」

あぁ、なんとなく「忘れてますよ」とか「今のはミスです」って言われていたな。
最初の頃の覚えの悪いスランプ?どころじゃない。
1からひっくり返された気分の1日だった。



第1段階 思いのほか大きな山だな。
それにしても、検定コースを覚えないといけないんだな。
仮免のお勉強はセーブしてそっちにも力を入れようか・・・。

最後の最後に教習所から(運転が)「向いていません」なんて宣告され
ちゃうのかな?
昨日ちょっと小耳に挟んだ。
毎月一人ぐらいはそうなる人が出るようで、これは若いとか高齢とか
関係ないんだって。
交通事故ワースト1を争う県だから、この県の教習所はかなり厳しい
らしいけど自分だったら立ち直れないな・・・。
あ~あ、こんな事聞かなきゃ良かった。どうりで気分が落ちる訳だ・・・。



今日の仮免練習問題(100問 1問1%で90%で合格) 
1回目97% 

2012年10月3日水曜日

技能教習30,31時限目

台風の影響かな?
午前中なのに薄暗い。気分も何だか晴れないなぁ・・・
時折雲の切れ間から差し込む日差しと、暗さのギャップに
送迎バスに揺られながら、一抹の不安を覚える。
自分の運転中には日差しの強弱はやめて欲しい・・・



技能教習30時限目
29日にも習ったぶっきらぼうな教官が担当。
昨日の話の続きになってしまうけど、この方もみんながなぜか
怯えてる。ぶっきらぼうな話し方とゴツっい体つきが怖く感じる
のかな?いわゆるガテン系っぽいし。
過去の仕事上、土建系職人さんに慣れている私は何度か
巡ってくるうちにむしろ安心して乗れると思っているのだけど。

今回の項目の「見通しの悪い交差点の通過」「踏み切りの通過」は
あまりやらない。
以前から教わっていた事もあるけれど、この項目はそれも含めての
みきわめに向けてのおさらい&弱点克服教習なんだそうだ。
車の中で教習簿を見せていつも通り、黙々とスタート。
検定コースを周って、発着点へ幅寄せ。
その間は全くの会話なし。こちらの発した言葉は「お願いします」のみ。
そこで教官からのアドバイスが出る。この教官のいつものパターン。

発着点の幅寄せが上手くいかなかった・・・
ぶっきら教官が口を開く
「う~んとね、今日の幅寄せは失格、大幅減点ね。減速のタイミングを
もう1度やり直してみようか?
あと、これも減速のタイミングと関係があるかもしれないけど、縁石に
ぶつかることがなぜか今日は多いよね。これも含めてやってかないと、
次に進んだらみきわめだからね」
あぁ、何だか今日は調子が出ない。
確かにコース周回で左折の時に縁石ガリガリが2度ほどあった。

コースに戻る途中で「順調だと思ったけど、今日はわりいけど、ひどい」
ポツリと呟くぶっきら教官。
うまくやろうと思えば思うほど、上手くいかない。
「言われたからって焦っちゃダメでしょ・・・」
右左折の曲がり方が大きすぎてしまう。
思わず「やっちゃった・・・」口に出してしまう。
それを聞いたぶっきら教官「自分で解かってるんなら、上等、上等」
クランクは何とかクリアするものの、左折で入るS字の縁石で乗り上げ
ないけどガリガリ。
周回しながら繰り返しているうちに教習終了のチャイム。

終わりのアドバイスの時に、ぶっきら教官「う~ん、今日はひどかった」
「そうですよね。昨日と比べても我ながらひどいと思います」と、私。
ぶっきら教官  「指摘を受けて良くしようと思うのはいいのよ。でもね、
自分にプレッシャーをかけ過ぎてギクシャクしている感じなんだよな。
すぐにやろうとするのはいいんだけど、そっちに集中しすぎてダメなんだ。
失敗した地点に近くなったら思い返せばいいんじゃないかな。
あんたの場合、考えすぎるとひどくなるよ」
私  「別のことに意識が行ってないのかな?」
ぶっきら教官  「近い感じだね。検定が近付いてるのは事実なんだけど
完璧なんて無理なんだからさ。思い込まない方がうまく行くんじゃない?」
私  「そうですか」
ぶっきら教官  「そういうことだと思うよ・・・」
備考欄には「切り返し方法を覚えましょう」
みきわめ、検定が近いとはいえ、そこまで行くのにはまだまだかかりそう。



技能教習31時限目
初めて教わる男性教官。穏やか~、穏やか~。
先ほどの注意点などを含めた教習。
自分がうまく行かない点にアドバイスを受けて順調に行っていた・・・、が!
行きのバスで不安に思っていた雲の流れが始まった。

坂道発進の下り 左のコースには2段階の人達用の幅寄せや切り返しの
コースがある。そこから抜けて本コースに出るのだろうか?
その車も徐行状態で、まだ解からない。
下りきってやや加速しようと思った瞬間、眩しい位の明るい日差し。
よりによってお日様がこっちを向いているから、モロに明るい。
脇を見るとその車が急に加速してきている。
わわわ、合流地点で危ないよ~。
教官共々、慌ててブレーキを踏んで事なきを得たけれど寿命が縮んだ。
怖かったなぁ~。ほんとに・・・。
「太陽のいたずらですね。気にしないで」と教官。

気を取り直して内周コースから交差点へ、その先の「見通しの悪い交差点」
交差点を通過して、見通しの悪い交差点へ近付く前の準備の減速。
またもお日様のいたずら。
対向車のボンネットが異様に眩しい。
目をそらせてしまったのがいけなかった。見通しの悪い交差点を完全に
通過していないのに、通過したと思って徐行をやめてしまった。
教官は「眩しかったですね。今のはもう少しミラーなどで周りを見ないとね」

何だか今日は本当にうまく行かない。
気を取り直してコースの周回を繰り返すけれど、発着点の幅寄せもダメ。
「気持ちを変えて発着点の幅寄せの特訓にしましょうか」と教官。
一つの事に集中すると少しは変化があるかもと、頑張ってみる。
4回ほど繰り返したけれど、成功したのは1回のみ。
幅寄せも昨日までは褒められたんだけど、どうしたんだろう?

そんなこんなでこの時間は終了
穏やか教官からは「規定のやり方でうまく行くのが一番だけど、そこまで
きっちりと覚えなくても「みきわめ」や「検定」はうまく行きますよ。
誰だって基本きっちりにはいきません。こういう日もあると思って、気に
しないことですよ。本番でうまくいけばいいんですからね」
と、穏やか~な口調で言われてしまった。
教習簿の備考欄には「日差しの事もあって厳しいけれど・・・」と言いつつ
しっかり「目線」と書いてあった。
あちゃ~、見通しの悪い交差点の途中加速が効いてるなぁ・・・。



明日、明後日と2時限づつ。土曜日はめずらしく予約が取れない。
できたら1時限でも乗って自分の欠点を修正したい。
どこかの時間が空かないかな?土曜日。


今日の仮免練習問題(100問 1問1%で90%で合格) 
1回目98% 

2012年10月2日火曜日

技能教習28、29時限目

今日はバッタがいませんように・・・
そんな気分で教習所に向かう。
昨日の水たまりもすっかり乾燥していて、シジュウカラにも
悩まされる事はなさそうだ。良かった。


技能教習28時限目
昨日の最初の時限と一緒のT教官。
週に3回はご一緒する、ご指名無しの私のほぼ専属教官。
昨日の項目を引き続き教わる。

車に乗って早々に「yanagiさん、う~ん、言いづらいのだけど
やっぱり運転中の視点が取れていないところがあるのね。
だから、各項目を4時限前後やった方がいいと思うんですよ」
と、T教官からのアドバイス。
「大丈夫です。自分でもこんなに上手くいかないもんだって、
重々わかりましたから」と私。
それを聞いたT教官 ちょっと驚いた口調で
「いやいや、上手くいかないと思われちゃうとダメなんですけど、
時間をかけてじっくり覚えながら変な癖も矯正する感じで・・・」
教習簿を見れば嫌でも解かる。
自分が如何に出来ないか、運転に関しては不器用か、それなら
時間がかかっても楽しまないと続かない。
2段階に進むまで時間がかかる事には、覚悟が出来ているし
追加料金無しのパックだ、逆に考えたら多く乗れて教えてもらう
のだもの。ノープロムレムっす。別にふて腐れないし。
似たような返事をT教官にした。
「やる気は見せてくださいね。あせりは要らないですよ」
いつものクールなT教官に戻っていた。

さて、いつものコースを時にビュンビュン、時にモタモタ周る。

加速した後のブレーキのタイミングがイマイチ遅い。
次の周回で何とか修正できないかな。
クランクを通り過ぎ、交差点を抜けて右折。
元の直線に戻る。
加速 今までより少し早めにポンピングブレーキ。
今度は少し早すぎたか?カーブに入るときにもたついた。

左折時の減速や、S字を出た時の左折が広がってしまうなど
まだまだ矯正したり、教わる部分はたくさんある。
アドバイスを聞きながらコースを周っているうちにチャイムが鳴った。
教習簿の備考欄には「速度の調節、コースの組み立て」
今までの注意点と違ったコメントが載っていた。


ロビーで最近知り合った少し年上のOさんと出会う。
次時限の担当教官の話になる。
もう一人、たまに同じバスで一緒になる人がOさんの知り合いらしく
話題に合流。
私の次の教官は16時限目のS字クランクで教わった男性教官。
なぜか知り合った人たちは、この教官をみんな苦手としている。
話題に合流した人も、私の担当教官を聞いてOさんと盛り上がっている。
確かに無口な人だった。ちょっと威圧的だけど、私はあまり感じない。

いつも教わっているT教官もなぜか苦手とする人が多い。
Oさんの知り合いがその話に話題を変える。
それを聞いたOさんも「怖いのよね~、苦手だわ~」
確かにスパルタ系。ズバリ物言うハキハキ系。
若い子なんかは泣きながら車を降りてくることもあるし・・・。
自分も最初はどうなる事かと思ったけれど、最近は慣れたのか、
自分には合うのかあまり気にならない。
私自身が長い物に巻かれない性格だからなのか?
苦手教官の話題になると、どうにもついていけない。

まぁ、いいや。相性は人それぞれだもんね。



技能教習29時限目
先ほどの項目のおさらい。
話題的には「主婦の敵」みたくなっているこの教官。
相変わらず、無口・・・。余計な話は一切しない。
体はスリムなのだけど、どっしりとシートに座るから何となく威圧的な
雰囲気は前の時と変わらない。
でも、今回は2回目で慣れたのか前にも書いたけれど、それ以外は
ごくごく普通の教官な気がする。

引き続きコースの周回 教官は相変わらず無口

T教官と少し違うコースになって、最初はぎこちなかったけれど、
何とか周っていた。
自分なりに順調に行っていたつもりが、左折の時に何となく違和感。
その後のS字で縁石にぶつかった気がした。
バックして切り替えして出口に差し掛かったら「何で今切り返したの?」
私  「今、縁石にぶつかった気がしたんです」
教官 「ぶつかってないよ。ギリギリ。それよりその前の左折時に軽く縁石に
ぶつかってたの、気づいた?」
私  「ごめんなさい。なんとなく違和感があったような気がしたんですが」
教官 「左折の縁石の接触は検定で大きな減点になるから、気をつけて」
私  「・・・わかりました」
教官 「違和感があるって感じた時は、ぶつかってるって解かったんですね。
きっと。でもS字やクランクは丁寧すぎても教官によっては通れてるとみなして
動作が遅い事で減点したりするんですよ。気をつけて」
私  「はい・・・」

何も教えてくれない無口教官だと思っていたけれど、そんな事ないじゃん。

その後は発着点の幅寄せ、コース周回を繰り返して教習終了。
車の中でのアドバイス 教官からは
「たまに焦ったようなチグハグな運転になりますね。
これ(教習簿)見てもじっくり型だと思うので、一つ一つの事に動揺しないで
運転してください。もうすぐ見きわめ、検定になるんですから。
出来ない事をうやむやにしないで、出来るようになるまでじっくり続ける事。
2段階は公道に出るんだという自覚を持つことです。」

威圧感はあるけれど、全然怖くない。
むしろ自分には、これくらい言われたほうが気持ちいい。

教習簿の備考欄には「ミスを少なくする」
そして、今回の交差点の右左折の項目が終っていた。
明日からは次の項目。見きわめまで本当にあと5時間も無いだろう。
検定も仮免も近づいてくる。
とりあえず、慎重に落ち着いて頭も体もスパートをかけなければ、だな。



帰りがけにOさんから声が掛かる。
先ほどの教官の教習がどうだったか、知りたいみたい。
ここに書いたような事を伝えたら「強いわね~」と変に感心されてしまった。
いやいや、強いとかじゃなくて、生意気ながらこれは相性とかなんじゃ
ないかと・・・。
同じバスで帰る予定だったけれど、オットからの突然の送迎電話で残念。
また次回。
次に会える時はお互いに進んでいるといいね。


今日の仮免練習問題(100問 1問1%で90%で合格) 
1回目88%   2回目96%

技能講習26、27時限目

台風一過の真夏日~。
父の通院で少々手間取って、慌しく動いた教習前。
運転の事なんてどこへやら、1日お休みもしているし、
運転もそうだけど、注意点を覚えているか心配・・・



技能講習26時限目
いつもの女性教官のT教官。
一昨日までの項目の復習かと思ったら、今日から一つ
項目が進んでいた。
今日からは交差点の通行(直進・右左折)の項目になる。
今までの坂道や踏切ルートも含めながら、交差点の横断を
詳しく覚えていく。
ついでに「みきわめ」「検定」ルートの注意点も覚えていく。
うむむ・・・また、やることが増えた。

出だしは前回の項目と同様外周から坂道、踏切コースへ
うまく行ってるかなぁ・・・と安心していたら、発着点の幅寄せで
「う~ん、(縁石との間隔が)広いですねぇ・・・」
1日休むと感覚がニブる。
若年痴呆か?私は?

進路変更のタイミング、ミラー→合図→目視の動作・・・
これもうまく行かない・・・って、週末に乗った教官から
「次の項目に進んでもじっくりやって行きましょう」と言われてたっけ。
唯一マトモに出来るのがS字クランク。
この間失敗した左折の後にすぐ左折ではいるS字も、入り口の少しの
切り返しで何とか切り抜けた。

教習の終わりのアドバイスは「(進路)変更時期と速度調節」について。
注意点ばかり気にしているけれど、全くうまくいかない。
「頭で考えるのもいいけれど、このタイミングはこの速度のように体で
覚えましょう」と言われてしまった。
ロビーへ戻る間際「時間があれば次も乗った方がいいですよ」と教官。
「お休み中に抜けたカンを戻したほ方が、明日以降ラクです」とも。
はぁぁ、やっぱり何かが抜けるんだ。ダメじゃん。私。


ロビーへ戻ると、先に2段階に進んだNさんに会った。
仮免試験に1度落ちてしまって、今日から2段階の技能教習(路上)。
おめでとう!Nさん。

仮免試験、なめちゃいけないらしい。(当たり前だ)
教官たちもよく言っているけれど、本当に難しくなったようだ。
やっぱり毎日の練習問題と答え合わせは欠かせないみたい。
技能に集中できると思ったら、甘かった。
ここへ来て、やることも覚える事も多いなぁ・・・。

キャンセル待ちの放送が入ったので、申し込む。
駆け込みセーフで次の教習も乗れることになった。



技能講習27時限目「エガとバッタと私」
この時間は、あえて勝手に題名をつけてみた(バカ)
本当に巡ってきてしまった。エガ教官(技能講習16時限目参照
しょっぱなからエガちゃん口調で「じゃ~、始めましょう」
車に乗り込み教習簿を見ながら「ん~、頑張ってるじゃない。効果も
クリアね。後はこの教習(技能)をがっちりね。失敗は今のうちよ。
ド~ンとね、残りもやっていこうね」

・・・やっぱり出たか。ド~ン!

これ以上考えると笑いそうになるので、今までの失敗点を質問した。
意外な事(失礼)にきめ細かい回答。
コース図を指しながら、注意点やコツを教えてくれる。
「まずはyanagiさんの運転を見ながら、その都度言ってくからね」

コースに出る。
とりあえずは順調。進路変更もその都度「ここからね」と教えてくれる。
間違えても「失敗して上手くなるから気にしない事です~」
口調は優しい・・・というか、どこかユルい。良く言えば癒し系なのか。

2回目の坂道で事件が起こった。
なんと!フロントガラスのワイパー越しに大きな緑色の物体!!
爬虫類でも無脊椎でも何でも平気だけれど、私の唯一苦手なもの。
バッタ&コオロギ
奴ら予想不可能な方向に跳ねるでしょ。どうにもダメだ・・・。
そのバッタがジリジリと運転席側に移動している。
入ってくるわけでは無いけれど、バッタに見つめられて運転するって
何の罰ゲームよ?
どうしてもバッタに目が行ってしまう。
エガ教官は気づいてないのか「視線が変ですよ~。気をつけて~」

落ちつかないまま、踏切へ。
ここでは窓を開けて安全確認をしなくてはならない。
一時停止して窓を開けようとウィンドウスイッチを入れたとたん、
バッタが私のミラー越しに移動。めちゃくちゃ、至近距離。
思わず「来るな」と呟いてしまう。

エガ教官びっくりしたように「えっ?なになに?」
踏切通過でダッシュで窓を閉めて、理由を話す。
「そうなんですか~。そこにまだ(バッタが)付いてるけどね。入って
きても噛み付くわけじゃなし、無視しちゃってくださいね~」
言っている事はご尤もです。
でも「この状態かなり厳しいです・・・」
「じゃぁ、次は今回の項目の交差点をメインに周りましょう。窓を開け
ないし。たぶん飛んでっちゃうでしょうから。そうしたらまた坂と踏切の
コースをやりましょう」

すいません、エガ教官

なるべく気にしないように意識して、別コースで仕切り直し。
交差点とS字、クランクをメインにコース内を周る。
内周の直線に差しかかった所で「あぁ、今飛んでったから。大丈夫よ」

重ね重ねすみません・・・

それでもS字もクランクもなんとか上手くいった。
ホッとしていたら「S字もクランクも上出来ですよ。ほぼ完璧な位置取り」
とお褒めの言葉。
「あとは、速度調節と進路変更のタイミングだね。やりましょ!ド~ンと!」
だから、ド~ンも勘弁してくださいって。

「あら、あら、時間だから外周を周って戻りましょう」

気分良く外周を周る。
右への進路変更を済ませて、左の障害物をよけながら左斜線に戻る。
その先はすぐ緩やかなカーブ。そこに台風の名残の大きな水たまり。
そこに来た瞬間、今度はシジュウカラの集団が水浴びにやってきた。
見ているだけなら和やかな風景。でも今は運転中。勘弁して~。
それでも動じないエガ教官。
水たまりの間際で思わずブレーキを踏んでしてしまう。
シジュウカラはあっさり飛んでいった。
「どうしたの?」
「すみません、鳥を轢きそうだったんで・・・」
「あぁ、鳥ね、彼らはギリギリで飛んで行きますから大丈夫」
そのまま戻って教習終了。

車の中で注意点などの話を聞く。
「動物に躊躇して事故を起こしたりする事もあるので、ド~ンと構えて
運転する事、もしもの時は「南無南無」と心の中で唱えなさい」
とエガ教官。
「全てに目配りが出来ても動物のアクシデントはあるから、それを
いかにして避けつつ事故を起こさないか。それが大事」だとも。
はい、確かにそうなんです。
次回からはテンパらないようにしないと・・・。

「もう少しで第1段階が終るんだから、時間があるときは2時限づつ
乗るほうが進みも早いし、どんどん覚えられるよ」
エガ教官のアドバイスで車を降りる。
バッグは後ろの助手席側だった、と、車の後ろに回ってドアに手を
かけようとしたとたん、今度は別の茶色いバッタが後部ドアの窓に
付いている。

ぶわぁ~!!!

あまりに突然の出来事に声を上げてしまった。
車から降りかけたエガ教官「何があったの???」
「これ」とバッタを指差す私。
「あぁ、苦手ですもんね。開けますよ」とドアを開けてくれたのは良かった
けれど、バッタが車の中に入ってしまった。
私がバッグを取り出したら、あっさりとドアを閉めるエガ教官。
「噛んだり、大怪我させる生き物じゃないから、大丈夫」
そう言って去っていってしまった。

え?それって次に乗る人は、いろんな意味で本当に大丈夫?
何かが違うような・・・
まぁ、教官が言うのならいいのかなぁ?

なんだか不思議な教習タイムだったな。
しっかし、バッタのせいで10分くらい無駄にした気分。
それにしてもエガ教官、色々と気を遣わせてしまってごめんなさい。
次回教わる時はキチンとマジメに取り組みます・・・。



今日の仮免練習問題(100問 1問1%で90%で合格) 88%