なぜか今日は一気に進んでしまった。
後半の1時限がみきわめに進んでいたと思わなかった・・・
技能教習43時限目
またもお初の男性教官。学科で1度教わったかな?
見覚えのあるような、無いような・・・
いつもの私のツートップT教官とぶっきら教官にならないなぁ。
よほど覚えが悪いせいなのかな?
そんな事を考えながら乗っていた43時限目。
いつものコース周回。
昨日の教習の練習どおりにできているんだろうか?
不安がよぎる・・・
そんな矢先にクランクで縁石ガリガリの脱輪。
あぁ~やっちゃったよ。気を取り直して切り返し。
次のS字でもまたまた脱輪。これも即切り返しでなんとか抜けた。
「もうすぐ路上に出るんですから、慎重に落ち着いてくださいね」
何度この言葉を掛けられただろう。
指示通りにはコース内を周れるようにはなったけれど、不安ばかり。
そんな事を繰り返しているうちに終業のチャイム。
終わりのアドバイスは「もうすぐ路上に出るのだから、凡ミスを無くして
慎重に運転してください。あと、ブレーキのタイミングもちょっと遅いし、
そこの所を修正しましょうね」
「そこの部分はじっくり覚えたいです」と私。
今にして思えば・・・なのだけど、その時に教官はこう言った。
「路上に出てもたくさんの修正箇所を指摘されるから、大きな気持ちで
臨んで下さい」
意味が解からぬまま「まだおさらい教習が続くんだ」と思って、教習簿
すら見なかった。
まさか次の時間が「みきわめ」に進んでいるなんて夢にも思わなかった。
44時限目みきわめ
今回の教官は3度目。良く言えばクール。でも私は彼が少々苦手。
・・・というか、自分が出来ない歯がゆさで後半は息苦しくなってくるから。
みきわめとは知らない私。いつものように「お願いします」で教習が始まる。
教官もいつものように「ハイ、よろしく」しか言わない。
同じようにコース周回。
内周コースで「ブレーキ調整しながらカーブを曲がってくださいね」と言われ、
少々動揺してしまう。
S字に入ってまたも縁石ガリガリ。即切り返し。
「う~ん、この不安定さを安定させないと、路上では縁石が高いから大変な
事になりますよ。気をつけて」
ここでも「路上」というフレーズが出ているのに、まったく気づいていない私。
コースの途中で運転しながら思わず教官につぶやいてしまう。
「まだまだですよね。何だか今日は思うように行きませんね・・・」
教官は「いつもの通りに乗ってください。コースの指示と目に余った部分しか
言いませんから」
「そんな・・・まだまだなのにですか?」と私。
「検定前ですよ。自分の覚えた事はしっかりやりましょう」と教官。
ここでも「みきわめ」なんだよって言ってるようなもの。(後で教官から聞いた)
でも気づかない私。
ウィンカーの左右間違いがあった。
「これはかなり問題ですよ。慎重に、気をつけてくださいね」
「ハイ、すみません・・・」
最後の周回
坂道~踏み切りを通る。
「ここの部分は完璧ですね。いいですよ」
そのまま外周を周って教習時間終了。
車庫に戻って最後のアドバイスを・・・
って、教官が何やら白いカードに書き込んでいる。
書き込みながら「yanagiさん、凡ミスは無くしましょう、あと今まで取った
予約は全部キャンセルしてください」
それを言ったきり何も言わずにカードに何かを書き込んでいる。
無言の1分くらいがすごく長く感じる。
もしや、運転が向いていないから辞めてくれって退校勧告か?
不安ばかりがよぎってネガティブ思考も最高潮。
カードが書き終わったと思ったら、さっと私に差し出す教官。
「これね・・・」言いかけたところで、思わず「運転、私には無理ですか?」
と口に出してしまう。
教官はポカンとしている。
へ?違うの?なに?なに?
「yanagiさんね、落ち着いて。みきわめが通ったんですよ。誰も辞めろなんて
言ってないでしょう。このカードを受付の赤い箱に入れて検定手続きをとって
帰って下さいね。
早速、明日受けてみますか?それとも1日置きますか?検定曜日は日月水金
です。来週中には受けてしまいましょう。受かったら第2段階の予約を入れ直し
てください」
まだ状況がつかめない私。少し考えてやっと来週の予定を告げる。
「あのう・・・、家族の通院がありまして水曜日で大丈夫ですか?」
教官 「運転感覚を忘れないうちがいいけれど、水曜日なら問題ないでしょう」
私 「で、私はみきわめをやるんですよね?」
教官 「今終ったのがみきわめです。知らなかったの?」
私 「はい・・・」
教官 「改めて言うといつもどおりの運転が出来ないと思って、あえて言わずに
いました。でも、車の中でも検定前って何度も言ったと思いますよ」
私 「まさか、そうだとは思わなかったんです。まだまだおさらいが続くんだと
そればかりに頭が行ってました」
教官 「あなたは緊張し易いからそれでリズムを崩すでしょう。今日はミスは
あったものの、充分みきわめレベルに達したんですよ。どうしたんですか?」
私 「でも・・・不安です。もう1時間くらいおさらいがしたかった気がします」
教官 「面白い人ですね。上に上がれるのに嬉しくないですか?検定は開き
直って頑張って来てください。2段階でまた会いましょう」
私 「嘘じゃないですよね?いいのかな?こんな状態で・・・」
教官 「それがマジメ過ぎるって事です。完璧にできる生徒はまずいません」
私 「はい・・・ありがとうございました。頑張ってみます」
教官 「嬉しくないですか?もう、ダメだなぁ。適正テストのまんまですね」
私 「何で解かるんですか?」
教官 「ここ(教習簿の適正テストの数値欄を指差して)を見ればだいたい
解かります。だから普段どおりの教習でみきわめもしたんですよ。緊張したら
いつものあなたの運転が見れませんからね。では、水曜日まではリフレッシュ
して検定に臨んで下さい。はやく2段階に上がってきてくださいね。おめでとう」
そんなやり取りをしても、まだきつねにつままれた気分だった。
車を降りた帰り際にも「もう1時間おさらいできませんか?」と言ってしまう。
教官は笑いながら「だめです!もう、みきわめ良好の判子を押しましたから」
「ドカッと腹を据えて頑張ってくださいね」そう言われて教習が終った。
ポカーンとしていると、今までの教習で教わった教官が通り過ぎる。
北関東訛りのあるパリっとした教官。(教官部分はU字工事風に読んで頂くとありがたい)
「どうしたの~?みんなロビーに戻ったよ。進んでますかね~?」
思わず「来週、検定になっちゃいました・・・」
それを聞いたこの教官「それは良かったね~。2段階で鍛えるから早くね」
何を思ったか私「これ、どっきりとかじゃないですよね?」
「なに面白い事を言ってんの。ちゃんと頑張ったから検定なんだよ。そんな
どっきりをしたら学校が潰れちゃうべ?」と笑いながら返す教官。
どうやら、夢でもないらしい。本当に検定まで進んだんだ。
「あなたはいつも自信なさげだけど、ちゃんと進んでるんだから、できねぇ
部分を直してさ、自信を持ってやってくといいんだよなぁ」
会ったついでのオマケアドバイスを貰った。
「まぁ~、2段階の前に検定落ちたっつって補修になったら鍛え直しだな」と
笑う教官。
「頑張れよ~」と去っていった。
ロビーに戻って手続きを済ます。
10月17日 いよいよ第1段階の検定になった。
受かれば仮免の筆記試験が受けられる。
これを打ち込んでいてもまだ、嘘のようだ。
不安の方が大きいけれど、やっとここまで来れたんだ。
第1段階終わりまであと、一息!
今日の仮免練習問題(210問 90%で合格)
1回目99%
10/14 99%
10/15 99%
50問問題(1問2点90点で合格ライン)
1回目86点 2回目84点 3回目90点
4回目94点 5回目96点 6回目98点
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