2012年10月24日水曜日

気の早いオットの大きな買い物

私が免許を取り始めておぼろげながら、セカンドカーの話が出ていた。
仮免まで1ヵ月半もかかったのに、本免まであとどれくらいかかるのだろう?

仮免に合格した先週から中古車販売店を数件見に行った。
でも、運転に自信なんてまだまだつかないし、気になる車種はあるけれど
まだまだ先の話と思っていた。

今日の午前にオットの携帯へ日曜日に見に行った中古車販売店から
連絡が入った。
お昼過ぎに仕事から帰ったオットが「気になってる車、売れちゃうかも」
部屋に帰ってくるなり、そう言い出す。
こっちは季節の衣替えの最中、現実味もないので「ふぅ~ん」で軽く流した。

でも・・・、今日のオットは何かがおかしい。
「中古車ってね、気に入った車はもう2度と出ないんだよ」
「今年中に免許を取るとしたら、そろそろ車の準備なんじゃない?」
お昼ご飯を食べていても一人で勝手に話してる。

ちょっと待ってよ。
今は無職の私。いくら車が気に入ったってそう簡単に買える訳がない。
雇用保険だって『介護』という理由で申請を延ばしているし、申請したって
今までいた会社は3年満たない就業期間なので、3ヶ月しかもらえないし。
すずめの涙というよりはミミズの涙ほどの貯金を切り崩すのも不安だ。

「大丈夫、何とかなるよ。任せて」
オットがやたらに乗り気なのが気になる。
万馬券でも当たったのか?へそくりを放出する気になったのか?
なんでそんなに余裕なの???

半分ケンカのやり取りをして、結局、私が折れた。
日曜日に行った川向こうの中古車販売店に向かう。

中古車屋さんに着いたら、早々に日曜日に担当してくれたお兄ちゃんが
出てくる。
ちょっと変わった形で色も少ない(限定色)車種なので「なかなか売れない」
って日曜日は言っていたのに・・・。
「今朝、問い合わせがありましてね、来週の日曜日に見に来るという
お客さんが出たんですよ。それでご連絡を差し上げたんです・・・」

もう1度、車を見に行く。
やっぱりいいなぁ・・・この車。でも、簡単には買えないよ・・・。
運転席に座っても気もそぞろ。
その脇でオットは諸経費だの、乗り出し価格だの、具体的な話を進めている。
思わず「ちょっと待とうよ・・・。第一、免許も取れていないし・・・」と話をさえぎる私。
「こういうときは気持ちをでっかく持てば良いじゃない。大丈夫!」
それしか言わないオット。

あれよあれよという間に仮契約まで進んでいた。
事務所の席に座っても、まだ信じられない。
その横で「これに乗るって目標があれば、路上(教習)も進むでしょ」余裕のオット。
当然、お店のお兄ちゃんも「気に入った車に乗れる事が励みになりますもんね」

なんだ~、結託してるのか?この二人???

来週の日曜日に本契約というスピード契約。
大丈夫なのか?本当に?
「うちの親と弟の病院送迎で貰ったガソリン代貯めていたから、大丈夫だよ」
サラリと言い切るオット。それだけじゃ買える訳がないじゃん・・・。
「まぁ、そのうち話すから今日はこれでいいんだよ」
なんだよ、やっぱり万馬券???

こそこそとそんな会話をしながら事務所を出た。
「いらっしゃいませ~」テンションの高い声が売り場に響き渡る。
車を降りたご夫婦(らしき人たち)、うちが仮契約した車の前に走っていく。
ちょうど別のお兄ちゃんが価格看板を外しているところだった。
「これ、ネットで見たんです。おいくらなんですか?」と大きな声が響いてる。
「ね、タイミングばっちりでしょ」とオット。
担当のお兄ちゃんも「予想外にお客さんが来ましたね。ギリギリでyanagiさんちの
物ですよ」なんて言い出す始末。
「今まで2ヶ月全く見向きもされなかったんですけど、急にどうしたんでしょう?」
帰りの車を送る時にもう一人の兄ちゃんが呟く。

う~ん、マニア向けなのか?この車?

オットは妙に満足そうだ。
私は嬉しいような、買った事に罪悪感があるような・・・複雑な気分。

帰りの車でオットに「なんで今なのか」聞いてみた。
どうやらオット、日曜日に見に行ったときにある程度の話をつけていた。
この車種がオットも好きな車だった事もある。
禁煙カーでワンオーナー。走行距離少な目。補修歴なし。ナビ付きのフル装備。
平均価格帯を調べても10万程度安かった事(売れないから値下げしたらしい)
5年落ちだけど、車検はまだ1年半以上残っている。
フロントとバックに目立たない石跳ねの凹みやスリ傷。(それで更に少し値引き)
そんな諸々があって点検パックを付けても平均価格より、はるかに安いらしい。

「(お店の)兄ちゃんも言ったけど、好きな車に乗るって事は大事に乗るでしょ。夫婦で
気に入っているんなら買っても良いじゃない。親たちのことで2人同時に動く事も
あるんだし・・・。まぁ、心配すんな。大丈夫だから」

そうなのかなぁ・・・?まだ現実味の無い私。
本契約後、点検整備の後で納車だから、手元に来るのは早くても11月中旬らしい。
その頃にはもっと実感が湧くんだろうか?
あっという間に決まった車。
懐が痛いけれど少し協力しようか。おそらくメインで乗るのは自分になりそうだから。

しっかし!決めると早いなぁ~。こういうの10年に1度くらいの周期で起こるな・・・。
それにしても、ヘビースモーカーのくせになぜ禁煙カー?
そういう私も教習所に通い始めて、止めていたタバコが復活しちゃった。
禁煙カーなら、タバコが吸えないからいいのかな?

2012年10月22日月曜日

第2段階 技能3時限目

やっと乗れる~。路上教習3時限目。

夕方からの教習にちょっと不安があるけれど、まぁ頑張りましょう。
今日の教官は1番最初の技能教習で教わった教官。1ヶ月半ぶり。

今日は国道16号線に出ると言う。
この時間は通勤帰り等の車が増えてくる時間帯。
「とりあえずは60キロという速度に慣れる教習ですから」と教官。
国道に向かう道は側溝のあるつづら折の道を抜ける。
初めての路上でも通ったけれど、側溝のある左に気を取られたり
右の対向車に気を取られたりでフラフラ・・・

どうにか16号までたどり着く。
「次、いよいよです!右折で入りましょう」
信号が変わる。「前の車に着いて行く様な感じで行きましょう」
交差点でもたつく私、必死に前の車に着いていく。
「さぁ、ここから60キロです。行きましょう」

ひょえ~~~、速い!

「体感速度は運転席の方が速く感じますから、高速教習の予習と
思ってくださいね」

速度の維持は何とかできた。
ただ、16号から抜ける左折の合図が早すぎた。
「う~ん、もう少し合図は遅く出しましょう」
あっという間に左折の信号に着いてしまう気がして、早く出しちゃった。
「距離感とスピード感、バランスを心がけてくださいね」

そのまま高校周辺の通学路から教習所へ戻ると言う。
時間が時間だ。これがまた怖い・・・。
ガードレールのない道、学生達が自転車で出てきたり。いきなり横断したり・・・。
どうしても指定の40キロが出せない。
「ここまで来れば学生さんは減ります。さぁ、スピードを上げましょう」
バックミラーを見たら、後続車が数台。

あぁ、迷惑だな。私。

少し大きな交差点で左折。
無事にまがれたと思ったら「今、左に突っ込んできた自転車がいましたよ」
うぅ、何も無かったから良いけれど言われると怖くなる。
巻き込み確認を、もっとしっかりしないといけないな。

途中で踏切を通過。そこは「そうです。今の感じで」で通過。

またも戻ってきた、側溝のあるつづら折の道。
帰りは後ろに大型トラック、最後のカーブで煽られてクラクション2発。
「気にしないで。そのままの運転でいいです」
またも迷惑だな~。私ったら・・・。

教習所に続く道へ戻る。
やれやれと思っていたら、信号の少し前で車が駐車している~。
「対向車が来なければ、右にはみ出して信号に出てください」
車をよけたら信号が赤に変わる。思いっきり斜め停車。あらら・・・

それでもどうにか教習所に戻ってきた。
不思議な事にもう1時限乗りたくなってくる。
教官のアドバイスは
「ハンドル操作の戻しが遅れがち」
右左折後のハンドルの戻しが遅いのだそうだ。
だから、その後にふらつくのか・・・。
でも、最初の教習を覚えていてくれたのか「初めての時はどうなるかと思いましたよ。
路上もそこそこ安定してますから、この調子で頑張ってくださいね」とありがたい言葉。

教習を終えてカウンターでキャンセル待ちを確認をしたら、次の時限は満車。
そうだよね・・・予約だって満足に取れないんだもの。
そういえば、同じ日に入校日だったHさんも「仮免が受かった」と先ほどメールが届いた。
同じ時間に仮免の先行学科で教習所に居たんだ。ニアミスだね。

怖いと思いながら、本当に不思議。
もっと路上を走りたくなっている。
明日明後日は休校日。木曜、金曜は2時限乗れる。
学科も進めながら頑張ってやってみよう。