2日ぶりの教習所、今日はいよいよ恐怖の縦列駐車の教習日。
教官は第1段階の4時限目に習った教官だった。
口調は穏やかだけど、結構厳しい人。少しだけ緊張気味で教習が始まった。
縦列駐車の教習なので今日も所内を走る。
ちょっとホッとしたような、路上の楽しさが味わえないのがつまらないような・・・。
まずは縦列駐車の操作方法を教官から教わる。
その後教官がお手本を見せる・・・って、前回の方向変換の時の教官と違って
外から見ることが出来ない。
助手席で教官のお手本を見ながら、ひたすら感覚を掴む。
本当は外からタイヤの動きを見ていたいのだけど、教官によって教え方が違うのは
仕方が無い。
ポイントになるポールなどは教えてくれるので、何とかなりそうかな?
細かな動作など様々な注意点を聞いて、いよいよ、自分で操作して縦列駐車。
1.左合図を出して、駐車する入り口の先に約1mの間隔を空けて、縁石と平行に停止
2.ギヤをRにして、合図を止め、右の窓を全開、左右の後方確認
3.左後ろを見ながら後退。入り口角のポールが右後ろの小窓の中心に見えたら停止
4.ハンドルを左に全部切る
5.左後方確認後、右後方を見て(窓から顔を出して)車体の延長線を後の角ポールに
合わせて停止(ドアミラーでも停止位置確認)
6.前方を見てハンドルを真っ直ぐに戻す。そのまま後退して、入り口角のポールを前面
窓の左端に合わせて停止
7.ハンドルを右に全部切って、左前確認後、後退
8.駐車範囲に車体が全部入ったら停止。駐車措置(ハンドブレーキ、ギヤはP、申告)
9.右合図を出して右後方を確認後発進。車体の安全が確認できるところで右後方確認
ざざっと書き出しても、これだけやる事があるんだよぉ~。
なんとなく要領は解かっているのだけど、上手くできるかな?
最初は教官の指示ありで操作。
上に書いた1~4をやり終えた時、さっそく教官から「後方確認が足りませんね」
うむむ・・・、確かにこれが路上だったら通行人とか巻き込んじゃうもんね。反省。
それでも、教官の指示ありならばどうにか駐車できた。
「次からは私は指示しないので、頑張ってやってみてください」
コースを周って、縦列駐車の位置に戻る。
えぇっと、ギアをRにして、窓を開けて・・・
早速教官から「ウィンカー、ちゃんと消しましょう」
しょっぱなからこれだもんな。もうね、動作が多くてどうにもこうにも頭がいっぱい。
上に書いた6番まで、なんとかうまく?いった・・・けれど、停止してみると斜め駐車。
「後退する時に、無意識にハンドルを切っていませんでしたか?」
そう指摘されると、そうなのかも知れない。でも動作に追われて覚えていない。
「これは今後(免許取得後)も使う大事な操作ですからね。自分の操作ミスは
しっかり覚えておいて繰り返さないようにね」
確かに・・・、スミマセン。
2回目もどこかの動作を忘れてしまう。
戸惑っていると教官から指示が出るけれど、完全には覚え切れない。
3回目 ハンドル操作を間違ったのか、おかしな車体位置。
それでもまだ縁石にぶつかっていない。
第1段階のS字クランクであんなに縁石ガリガリ&ボコボコがあったのに不思議だ。
教官からは「では、先ほどの位置まで戻してやり直しましょう」
えっ?と思ったけれど、右や左にハンドルを回して、やってみたら元の位置に戻った。
「元の位置にほぼ戻りましたよ。さぁ、もう1度やってみましょう」
ハンドルを右へ左へ、その間に停止、確認・・・
駐車措置の申告「終わりました」で、またまた教官か「確認を忘れている箇所があり
ますよ。路上だと思って慎重にやりましょう。検定でも損しますよ」
う~ん、きっちりいかないなぁ・・・。
4回目もどこかしらの動作を忘れて、教官に指摘を受けた。
その後は先日のおさらい 方向変換
あんなに上手く出来たのに、今日はハンドルの回す分量を間違えて散々だった。
それでも、縦列駐車、方向変換共に縁石にぶつかる事も無く今日の教習は終了。
終わりの教官アドバイスがこれまた意外で・・・
「あなたはね、方向変換より縦列駐車の方が出来ると思いますよ。
間違った操作を元の位置に戻せますし、初めてなのに縁石にぶつかっていない。
これ、すごい事なんですよ。操作をしっかり覚えれば縦列駐車は出来るでしょう。
方向変換は、家の車を駐車場に入れるときに必要な操作だからしっかり覚えましょう」
ほえ?縦列駐車の方ができる?
この間の方向変換の時も似たような事を言われたような気がする。
でも、数日経つと覚えたことが脳みそから流れ出てしまう私。
おさらい教習では一からやり直しかも?
教習簿の備考(注意)欄には「各手順」
・・・って、今回の方向変換&縦列駐車の教習は終了になってる~!!!
思わず帰りかけた教官を呼び止めて確認する。
「あぁ、これね、そんなにひどい操作は無かったから、おさらい教習で路上の後に
練習してくださいね。yanagiさんの場合はこの教習は今日で終わりです。」
ちょ、ちょっと~、もう1,2時間練習したいんですけど・・・
「不安なら、その時の教官に言って多めに練習してください。覚えれば大丈夫です」
第2段階って一気に進んで、おさらい教習のみだけどこれでいいんだろうか?
次回、水曜日に高速(道路)教習が終わったらおさらい教習、みきわめ、検定と進む。
なんだか第1段階の後半のようになりそうな気配。
「大丈夫です」って言われても、私自身が「大丈夫かぁ?」
さて、明後日はいよいよ高速教習。
指定の高速入り口まで自分で調べた経路で行くという、課題つき。
その間は教官の指示は危険な場合のみで、経路は教えてくれないんだって。
今晩と明日はグーグルマップを開いて予習しなくては!
介護などで専業主婦になりました。複数介護も初めての経験、それならば空き時間にこれまで出来なかった事を色々やってみようと一念発起。 まずは車の運転免許を取得! 運転免許を取得するまでの記録と愛車生活、そして両家の親達と義弟の見守り記録、その他趣味や日常などをグダグダ書いてます。
2012年11月5日月曜日
2012年11月2日金曜日
第2段階 技能13時限目
今日と月曜日の2時限は教習所内で縦列駐車&方向転換を教わる。
(本当は今日この2時限を終わらせたかったのだけど、予約が取れない~)
いよいよ、ここまで来ちゃったんだな・・・。
先に卒業していったOさんも、Sさんもみんなが苦手とする項目。
あぁ、上手く出来るのかな?
第1段階のS字クランクのように、高速教習後はこればかりになったりして。
今日の教官も初めて教わる男性教官。
恰幅の良い、雰囲気からも穏やかさがにじんでくるような人。
なんだかね、ここまで来るともうね、教習所内の教官すべてに当たりたい気に
なってくる。50数名の在籍教官のうちどれ位の人が私を教えてくれたんだろう?
今度数えてみよう←かなり、おバカです。
挨拶もそこそこに車内で方向転換の説明を受ける。
「今日は方向転換のみで、次回が縦列駐車ですよ」そう説明する教官。
あぁ、よかった!二つまとめての教習じゃ覚えきれないもの。
「でも、次回縦列駐車の練習後にまた方向転換もするんで、よく覚えておいてね」
まず、教官の運転で方向転換用に作られたコースへ向かい、そのままお手本を見る。
「車から降りて、芝生の上に乗ってください。縁石と車全体が見える位置に立ってね」
方向転換は決められた凹みに後退(バック)で車を入れて、反対方向へ発進する教習。
規定の位置からハンドルを右に半分だけ回す。
「今ハンドルを回しましたよ。タイヤが動いているの判りますか?」
車の足元を確認して、OKです~。
「では、少しづつ動かしていきます。後退で車が入れるなと思ったら言ってください」
ゆっくりと後退しながら動き出す車。
思わずじーっと見入ってしまう。
何も言わない私に車を停めて教官「どうですか?車全体と、後輪の位置を見て!」
車の前方に周って見ると、まだ、縁石に乗り上げそうな感じ。
「もう少し後退したほうがいいです」と私。
また少し後退「これ位?」と教官。
OKです!と言ったものの「実際に停車できるか、やってみます」と教官が後退する。
縁石にゴツン。あらら・・・。
切り替えして、先ほど私が出したOKの位置に車を戻す教官。
「今ので大体解かりましたね。後退可能な位置でOKを出してください」
そう言ってまた、じりじりと車を後退させる。
後輪の位置と全体を交互に見ていると、ふと、後退後の車両位置が見えた気がした。
「ここでOKです~」慌てて、車を停めてもらう。
教官もここでいったん車を降りてきて、丁寧にポイントを教えてくれる。
「この位置でほぼ正解です。車の前に行って確かめてくださいね」
車の前方に出て確認したけれど何が何だか、イマイチポイントがつかめない。
「では、運転席に乗ってください。乗ったら窓から顔を出して見てね。縁石の曲がり角と、
後部ドアの取っ手が並んでいませんか?」
運転席に乗って窓から顔を出して右後方確認。で、後部のドアノブをみて納得。
ちゃんと縁石の角と後部ドアのドアノブが並んでいた。
ここからは教官が助手席へ変更して、まずはこの位置から後退で凹みに車を入れる。
「ここに入れる前にハンドルを右回しに全部回します。思いっきり回してね」
そんなに回していいのか?
でも、言われたとおりにやってみよう。
「その後前方、左右、後方確認です」順番どおりに教えてくれるので判り易い。
「確認が終わったら、ゆっくり後退しましょう。ブレーキから気持ち足を離す感じです」
窓から顔を出したまま、ゆっくりと後退。
「縁石と車体が平行になったら、一旦ハンドルを止めて停止ですよ」
ん?平行になったかな?微妙な車体位置で停止。
「ん~、ちょっと右斜めに入ったかな?でも、初めてじゃ上出来です」
ここでハンドルを全て戻す。再度前方、左右、後方確認でハンドルは動かさず、窓から
顔を出して確認しながら後退。
「この後は外したシートベルトを着けて、左ウィンカーを出して左折でコースに戻ります」
そういう手順なのか。しっかり覚えないと!
1度コースに出て、今度からは自分の運転で方向転換をする。
1回目は後退の仕方が悪く、かなり斜めに入れてしまった。
当然教官からアドバイスがある。
「これはまずいですよ~。これが駐車場だったら大変な事です。つまり、この教習は
入庫の練習も兼ねていると思ってくださいね」
確かに!斜め駐車じゃ、お隣の車が何台あっても傷付けてしまう。しっかりしなきゃ!
2回目、右斜め入庫を意識しすぎて、左に寄りすぎた入庫。
これでは、左折でコースに戻れない。
「この場合は・・・っと」教官が修正の仕方を教えてくれた。
「前進する前にハンドルを右へ思いっきり最後まで回してください」
よいっしょっと!停車しながらぐるぐる回す。
「そのままゆっくり発進して・・・、(数メートル前に出た)ストップ!ここでハンドルを戻す」
よいしょ、よいしょとハンドルを戻す。
「ここで、ギアをバックに変えてゆっくり後退します。窓から顔を出して確認してね」
じりじり・・・じりじり・・・後退モード
「はい!ストップ!ここでどうですか?左に寄り過ぎないから左折しやすいでしょう」
おぉ!これならば、左折でコースに戻るのは大丈夫だ。
「これはオマケです。というか検定でどちらかに寄りすぎたと思ったらやってみてください。
よせた方向が右過ぎたなら、ハンドルは逆の回し方ですからね。」
検定対策?いやいや、これも入庫対策になるものね。マスターしよう!
3回目、4回目はやや右寄りの少し斜めながら、方向転換クリア。
5回目 「初めての割には上出来ですよ。しっかり覚えておきましょう」
お褒めの言葉を頂いた。
6回目の練習をしようとした時に終業のチャイム。
車を戻して教官のアドバイス
「方向転換に関しては今のところありません。第1段階でかなり苦労されたようですね。
その分車両感覚がつかめた結果じゃないでしょうか。今日覚えた事を忘れないで
路上教習のおさらいも頑張ってくださいね」
教習簿にも注意点は書いていない。
教習所に来て初めての出来事だ。
これは嬉しい事なのに、第1段階のみきわめの時と同様、急に不安になってきた。
思わず教官を引き止めてしまう。
私 「月曜日まで技能教習が無いんです。本当に大丈夫でしょうか?」
教官 「体が覚えていれば大丈夫ですよ。今日の手順をどこかにメモってイメトレでも
していれば、忘れる事はないですよ。
それに高速教習が終わればおさらい教習ですから、次にやる縦列(駐車)も含めて
不安な時はその時の教官に言って練習させてもらってください。大丈夫だからね」
私 「備考欄(注意欄)に何も書いていないんですが・・・」
教官 「さっき上出来って言ったでしょう?心配性なんですね(笑)大丈夫ですよ」
・・・そう言って貰うのは本当にありがたい。
でも、第1段階のトラウマ(おさらい教習が10時限)か?不安が先立つ。
ロビーに向かって、とぼとぼ歩いていると見覚えのある姿。
第1段階でT教官共々私のツートップだった、ぶっきら教官だ。
仮免許を取って第2段階に上がった後、全く見かけることは無かった。
そういえば第2段階に上がった報告もまだだし・・・
そう思ったら懐かしくなっちゃって、ぶっきら教官に声を掛ける。
ちょっと驚いた顔をして「久しぶりですね~」とぶっきら教官。
第2段階に上がれた事、ここまで進んだ事を伝えると、
「すげぇじゃん・・・じゃなかった、すごいですね。お疲れ様」
相変わらずのぶっきらぶり。そして変な敬語(笑)
「でもさ、ちゃんと卒検(卒業検定)受かってからの方が、報告はありがたいよなぁ。
ま、弱気で進んで前みたいにならないように!」
そう言って、そそくさと去っていった。
言動も態度も本当にぶっきらぼうな教官。でも、感謝していますよ。
3日後の月曜日は縦列駐車の教習か・・・。
方向転換も何とかなったから、どうにかなるかな?
(本当は今日この2時限を終わらせたかったのだけど、予約が取れない~)
いよいよ、ここまで来ちゃったんだな・・・。
先に卒業していったOさんも、Sさんもみんなが苦手とする項目。
あぁ、上手く出来るのかな?
第1段階のS字クランクのように、高速教習後はこればかりになったりして。
今日の教官も初めて教わる男性教官。
恰幅の良い、雰囲気からも穏やかさがにじんでくるような人。
なんだかね、ここまで来るともうね、教習所内の教官すべてに当たりたい気に
なってくる。50数名の在籍教官のうちどれ位の人が私を教えてくれたんだろう?
今度数えてみよう←かなり、おバカです。
挨拶もそこそこに車内で方向転換の説明を受ける。
「今日は方向転換のみで、次回が縦列駐車ですよ」そう説明する教官。
あぁ、よかった!二つまとめての教習じゃ覚えきれないもの。
「でも、次回縦列駐車の練習後にまた方向転換もするんで、よく覚えておいてね」
まず、教官の運転で方向転換用に作られたコースへ向かい、そのままお手本を見る。
「車から降りて、芝生の上に乗ってください。縁石と車全体が見える位置に立ってね」
方向転換は決められた凹みに後退(バック)で車を入れて、反対方向へ発進する教習。
規定の位置からハンドルを右に半分だけ回す。
「今ハンドルを回しましたよ。タイヤが動いているの判りますか?」
車の足元を確認して、OKです~。
「では、少しづつ動かしていきます。後退で車が入れるなと思ったら言ってください」
ゆっくりと後退しながら動き出す車。
思わずじーっと見入ってしまう。
何も言わない私に車を停めて教官「どうですか?車全体と、後輪の位置を見て!」
車の前方に周って見ると、まだ、縁石に乗り上げそうな感じ。
「もう少し後退したほうがいいです」と私。
また少し後退「これ位?」と教官。
OKです!と言ったものの「実際に停車できるか、やってみます」と教官が後退する。
縁石にゴツン。あらら・・・。
切り替えして、先ほど私が出したOKの位置に車を戻す教官。
「今ので大体解かりましたね。後退可能な位置でOKを出してください」
そう言ってまた、じりじりと車を後退させる。
後輪の位置と全体を交互に見ていると、ふと、後退後の車両位置が見えた気がした。
「ここでOKです~」慌てて、車を停めてもらう。
教官もここでいったん車を降りてきて、丁寧にポイントを教えてくれる。
「この位置でほぼ正解です。車の前に行って確かめてくださいね」
車の前方に出て確認したけれど何が何だか、イマイチポイントがつかめない。
「では、運転席に乗ってください。乗ったら窓から顔を出して見てね。縁石の曲がり角と、
後部ドアの取っ手が並んでいませんか?」
運転席に乗って窓から顔を出して右後方確認。で、後部のドアノブをみて納得。
ちゃんと縁石の角と後部ドアのドアノブが並んでいた。
ここからは教官が助手席へ変更して、まずはこの位置から後退で凹みに車を入れる。
「ここに入れる前にハンドルを右回しに全部回します。思いっきり回してね」
そんなに回していいのか?
でも、言われたとおりにやってみよう。
「その後前方、左右、後方確認です」順番どおりに教えてくれるので判り易い。
「確認が終わったら、ゆっくり後退しましょう。ブレーキから気持ち足を離す感じです」
窓から顔を出したまま、ゆっくりと後退。
「縁石と車体が平行になったら、一旦ハンドルを止めて停止ですよ」
ん?平行になったかな?微妙な車体位置で停止。
「ん~、ちょっと右斜めに入ったかな?でも、初めてじゃ上出来です」
ここでハンドルを全て戻す。再度前方、左右、後方確認でハンドルは動かさず、窓から
顔を出して確認しながら後退。
「この後は外したシートベルトを着けて、左ウィンカーを出して左折でコースに戻ります」
そういう手順なのか。しっかり覚えないと!
1度コースに出て、今度からは自分の運転で方向転換をする。
1回目は後退の仕方が悪く、かなり斜めに入れてしまった。
当然教官からアドバイスがある。
「これはまずいですよ~。これが駐車場だったら大変な事です。つまり、この教習は
入庫の練習も兼ねていると思ってくださいね」
確かに!斜め駐車じゃ、お隣の車が何台あっても傷付けてしまう。しっかりしなきゃ!
2回目、右斜め入庫を意識しすぎて、左に寄りすぎた入庫。
これでは、左折でコースに戻れない。
「この場合は・・・っと」教官が修正の仕方を教えてくれた。
「前進する前にハンドルを右へ思いっきり最後まで回してください」
よいっしょっと!停車しながらぐるぐる回す。
「そのままゆっくり発進して・・・、(数メートル前に出た)ストップ!ここでハンドルを戻す」
よいしょ、よいしょとハンドルを戻す。
「ここで、ギアをバックに変えてゆっくり後退します。窓から顔を出して確認してね」
じりじり・・・じりじり・・・後退モード
「はい!ストップ!ここでどうですか?左に寄り過ぎないから左折しやすいでしょう」
おぉ!これならば、左折でコースに戻るのは大丈夫だ。
「これはオマケです。というか検定でどちらかに寄りすぎたと思ったらやってみてください。
よせた方向が右過ぎたなら、ハンドルは逆の回し方ですからね。」
検定対策?いやいや、これも入庫対策になるものね。マスターしよう!
3回目、4回目はやや右寄りの少し斜めながら、方向転換クリア。
5回目 「初めての割には上出来ですよ。しっかり覚えておきましょう」
お褒めの言葉を頂いた。
6回目の練習をしようとした時に終業のチャイム。
車を戻して教官のアドバイス
「方向転換に関しては今のところありません。第1段階でかなり苦労されたようですね。
その分車両感覚がつかめた結果じゃないでしょうか。今日覚えた事を忘れないで
路上教習のおさらいも頑張ってくださいね」
教習簿にも注意点は書いていない。
教習所に来て初めての出来事だ。
これは嬉しい事なのに、第1段階のみきわめの時と同様、急に不安になってきた。
思わず教官を引き止めてしまう。
私 「月曜日まで技能教習が無いんです。本当に大丈夫でしょうか?」
教官 「体が覚えていれば大丈夫ですよ。今日の手順をどこかにメモってイメトレでも
していれば、忘れる事はないですよ。
それに高速教習が終わればおさらい教習ですから、次にやる縦列(駐車)も含めて
不安な時はその時の教官に言って練習させてもらってください。大丈夫だからね」
私 「備考欄(注意欄)に何も書いていないんですが・・・」
教官 「さっき上出来って言ったでしょう?心配性なんですね(笑)大丈夫ですよ」
・・・そう言って貰うのは本当にありがたい。
でも、第1段階のトラウマ(おさらい教習が10時限)か?不安が先立つ。
ロビーに向かって、とぼとぼ歩いていると見覚えのある姿。
第1段階でT教官共々私のツートップだった、ぶっきら教官だ。
仮免許を取って第2段階に上がった後、全く見かけることは無かった。
そういえば第2段階に上がった報告もまだだし・・・
そう思ったら懐かしくなっちゃって、ぶっきら教官に声を掛ける。
ちょっと驚いた顔をして「久しぶりですね~」とぶっきら教官。
第2段階に上がれた事、ここまで進んだ事を伝えると、
「すげぇじゃん・・・じゃなかった、すごいですね。お疲れ様」
相変わらずのぶっきらぶり。そして変な敬語(笑)
「でもさ、ちゃんと卒検(卒業検定)受かってからの方が、報告はありがたいよなぁ。
ま、弱気で進んで前みたいにならないように!」
そう言って、そそくさと去っていった。
言動も態度も本当にぶっきらぼうな教官。でも、感謝していますよ。
3日後の月曜日は縦列駐車の教習か・・・。
方向転換も何とかなったから、どうにかなるかな?
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