2012年11月7日水曜日

第2段階 技能15~17時限目 高速道路教習

昨日の雨の寒くて暗い日中はどこへやら、教習が始まる頃には
すっかり晴れてぽかぽか陽気だった。
高速道路&経路設計の教習なので、この陽気はありがたい。
暗いと高速道路入り口までの自主経路は、何となく不安だし、
高速道路なんてもってのほか!スリップは怖いし・・・。ハンドル操作も不安だ。

何はともあれ、今日は晴れ。
昨晩ヤフーの地図で経路を調べて、グーグルアースで曲がり角などのポイントを
調べてある。
帰り道はちょっと怖いけれど、なんとかなるだろう。

この教習は2~3人で行う教習。
予約日に一人だった場合は別の日に変更になる。
今日は私と19歳のお姉ちゃん。なんと!このお姉ちゃん仕事が休みになったので
急遽昨晩予約を入れたのだとか。
彼女が予約を入れてくれなかったら、危うく別の日に延期になっていた。セーフ。
お姉ちゃんに感謝!

今日の教官も2段階の3時限目、危険予測ディスカッションで教わった若手のF教官。
なんだろうね、第2段階はこの教官ばかりが当たるね。

今回は2人なので往路と復路をじゃんけんで決める。
じゃんけんでは私が勝って、往路を取った。
エンジンルームの点検、路上に出る時にいつも行うブレーキランプやその他のランプ、
タイヤの点検が終わって運転の準備。
発進前に教官から今日の教習の説明。
まずは地図を見て、自分で作った経路(自主経路)の説明。
その途中でお姉ちゃんが「ごめんなさい、私、極度の方向音痴なんです・・・」
往路も復路もわからないと言う。
もう1度、私の自主経路を教官と見直して、1番簡単な道順で高速の入り口まで向かう
事になった。
当然彼女が往路なので、地図を高速道路から逆にたどって教習所につく順路を教官が
説明する。
「う~ん・・・、難しいですぅ」彼女はお手上げ状態のようだ。
特別教習なので卒業検定には影響がない。
帰りは教官と私で彼女の運転をナビゲートしながら帰ることになった。

「危険な運転以外は殆ど指示なしですから、慎重かつ、のんびり行きましょう」
教官の一言で教習スタート。

教習所を出て高速の入り口に向かう。
目指すは東北道。コンビニを右折して、マックのある交差点を左折。
その後は変更した経路で県道に出るまでは道なり。
ここまではヘタなりに順調。
県道に出る間際に教官の一声がかかる「yanagiさ~ん、前の車を追うのも車間も
いいけど、速度見てね」
スピードメーターを見たら、OH!10キロオーバー。いけない、いけない・・・。
「アクセルでスピード調整しましょう」
県道に出る前に40キロに戻して、無事に県道にでた。
高速の入り口案内の看板が見えてくる。
ホッとしていたら、速度標識が40だったり、50だったり、コロコロ変わる県道。
忙しすぎる・・・。
後には大きなトラックがぴったりくっついてるし、信号が変わったらと思うだけで
ヒヤヒヤ。
ここでバイクが左から来たら、怖さ倍増だわ・・・。

なんて、思っているうちにあれよあれよと高速の入り口に入る。
教習車はETCなので、徐行してETCゲートに向かう。
ゲート通過・・・って、加速車線~。
「思いっきりアクセルを踏んで!いきますよ~」教官の声が響く。
運転席のドアミラーには、後続の車がぞくぞくと向かってくる。
うわぁ~~~、これ、入れるの?大丈夫なのか?
「右ウィンカー!行きますよ~。ハンドルを軽く右に曲げて!少しだけね!」
教官に言われるまま操作をしていたら、気が付いたら本線に入っていた。
「どうですか?このまま少し左車線で行きましょう」教官の指示が入る。
・・・って、前の景色がどんどん変わって、運転席の方が体感速度を早く感じる
というのは、今までの路上教習の比じゃない。このことを言うんだ。
慣れるまで車線変更なんて出来ないよ。

80~90キロでひたすら走る。
少しだけ高速の視界に慣れてくる。
「車も減ってきたし、そろそろ真ん中の車線に変更しましょう」あっさりと言う教官。
右にウィンカーを出して、ドアミラーを見る。
ちょっと離れているけれど車が向かって来ている。
教官もそれは見逃さない。「今通過する車の後ろに他の車が着いてこなかったら
車線変更しましょう」
そういわれて間もなくミラーに写った車が脇を通り過ぎていく。
「今です!」教官の声で車線変更。
この時はなんだかあっさり過ぎて、不思議な気分だった。
「では、更に加速して100キロを目指してくださいね」
目が慣れたのか、加速はあまり怖くなかった。

車の切れ目に左車線に戻る。
慣れって恐ろしい・・・。これは自分の感覚でできてしまう。
そのままパーキングエリアに入って、駐車。
駐車場の白線よりちょっとだけ斜めに駐車したけれど、教官は「いきなりですから、
これでいいでしょう」

ここで、15分の休憩。
教官からは「カバンに入る小さなものなら、お土産を買ってもOK」の許可が出た。
第2段階の教習説明の時は「ダメ」って言っていたのに、いいのかな?
カバンに入るものならバレないからOKなのか?
一緒に教習しているお姉ちゃんと、売店をウロウロ。
「さっきの教官の話、いいのかな?」と私。
「いいって言ってるんだから、大丈夫ですよねぇ~」とお姉ちゃん。
私の姪が「ご当地キティ」なるキーホルダーを集めているので、めぼしい物を探す。
お姉ちゃんは「あんまり、いいものが無い~」とコーヒーを買いに別の売店へ。
見慣れないキティを発見。その一つをゲット。
車に戻ると、教官がいない。
どうしたんだろうと周りを見渡すと、交通情報をじっと見ていた。
そうだよね、運転のど素人を2人も乗せて、教官だって大変だよね・・・。

休憩後は橋を渡って隣の県へ。
その県に入って間もなく、運転交代ポイントの出口。
ETCレーンを通過して国道に出る・・・前にUターン道路がある。
Uターン道路ってあまり見慣れない。
こんなのあるの?と思っていたら、教官が教えてくれた。
「出口を間違えたり、通過してしまった場合の戻り口についている」のだそうだ。
高速道路にこんなフォロー道路があったの、今まで知らなかった。
Uターン道路に入ってカーブ部分の広い道路で停車。
そこでお姉ちゃんと交代。慣れてきたので、少しだけ残念。

その後は彼女の運転で教習所へ向かう。
休憩で停まったパーキングエリアで、またまた売店巡り。
何も知らない彼女が「これって・・・」と持って来たのは、なんと!イナゴの佃煮!
思わず声にならないような意味不明の声を上げてしまう。
お姉ちゃんは少し驚きながら「そうですよね。これ虫ですよね。食べないですよね」
いや、いや、そうじゃなくて、バッタ系は苦手なんですよ。私。
そう説明したけれど「当然っすよね。虫ですもんね」
いや、ずっと持っていないで早く元の場所に戻してください。おばちゃん、ダメなんだよ。
まさか、こんなところで遭遇すると思っていなかったわ・・・。

高速を降りて県道を通り、街道へ。教習所はもうすぐ。

教官が腕時計を見て「時間が少しあるので、教習コースの停車をやりましょう」
運転しているのはお姉ちゃん。
高速を降りてからは、帰りの道も不安そうで、更に10分の運転なんて可哀想だ。
思わず彼女に「大丈夫?」と声をかけてしまう。
彼女は「ちょっと疲れてます~」
それを聞いた教官「では、1コースの停車2回をして戻りましょう」
検定の1コースは教習所の近くだった。
路側帯のある道と、外側線上の停車。お姉ちゃんがその2つを練習して教習所に戻る。

車の中で今日のおさらいと今後のアドバイス&説明。
この教習で第2段階の技能教習は終わりだ。
あとは「みきわめ」「卒業検定」に向けてのおさらい教習になる。
路上を運転していて不安な事、縦列や方向変換がうまくいかなかったなどの、教官への
伝え方や、今後の教習内容。
F教官はわかりやすく説明してくれる。
第1段階のおさらい教習とは違う、もっと自主性が必要になる。
「それが終われば卒業検定、免許センターの試験を合格したら晴れてドライバーです」
教官の説明で、お姉ちゃんと私は少し嬉しくなる。
彼女も仕事をしながら通って3ヶ月。私も入校して2ヶ月半。
お互いやっとここまでこれた!って感じだろうか。
今日のおさらい(アドバイス)は「二人ともそこそこ乗れていた」と言う事で無し。
教官も含めて3人同時に「お疲れ様~」で解散した。

あさってからは、おさらい教習。
第1段階のように時間がかかるのか?それともあっさり検定まで進むのか?
やっとここまで来れたんだ。最後までしっかりやらなきゃ!

2012年11月5日月曜日

第2段階 技能14時限目

2日ぶりの教習所、今日はいよいよ恐怖の縦列駐車の教習日。
教官は第1段階の4時限目に習った教官だった。
口調は穏やかだけど、結構厳しい人。少しだけ緊張気味で教習が始まった。

縦列駐車の教習なので今日も所内を走る。
ちょっとホッとしたような、路上の楽しさが味わえないのがつまらないような・・・。

まずは縦列駐車の操作方法を教官から教わる。
その後教官がお手本を見せる・・・って、前回の方向変換の時の教官と違って
外から見ることが出来ない。
助手席で教官のお手本を見ながら、ひたすら感覚を掴む。
本当は外からタイヤの動きを見ていたいのだけど、教官によって教え方が違うのは
仕方が無い。
ポイントになるポールなどは教えてくれるので、何とかなりそうかな?

細かな動作など様々な注意点を聞いて、いよいよ、自分で操作して縦列駐車。

1.左合図を出して、駐車する入り口の先に約1mの間隔を空けて、縁石と平行に停止
2.ギヤをRにして、合図を止め、右の窓を全開、左右の後方確認
3.左後ろを見ながら後退。入り口角のポールが右後ろの小窓の中心に見えたら停止
4.ハンドルを左に全部切る
5.左後方確認後、右後方を見て(窓から顔を出して)車体の延長線を後の角ポールに
合わせて停止(ドアミラーでも停止位置確認)
6.前方を見てハンドルを真っ直ぐに戻す。そのまま後退して、入り口角のポールを前面
窓の左端に合わせて停止
7.ハンドルを右に全部切って、左前確認後、後退
8.駐車範囲に車体が全部入ったら停止。駐車措置(ハンドブレーキ、ギヤはP、申告)
9.右合図を出して右後方を確認後発進。車体の安全が確認できるところで右後方確認

ざざっと書き出しても、これだけやる事があるんだよぉ~。
なんとなく要領は解かっているのだけど、上手くできるかな?

最初は教官の指示ありで操作。
上に書いた1~4をやり終えた時、さっそく教官から「後方確認が足りませんね」
うむむ・・・、確かにこれが路上だったら通行人とか巻き込んじゃうもんね。反省。
それでも、教官の指示ありならばどうにか駐車できた。

「次からは私は指示しないので、頑張ってやってみてください」

コースを周って、縦列駐車の位置に戻る。
えぇっと、ギアをRにして、窓を開けて・・・
早速教官から「ウィンカー、ちゃんと消しましょう」
しょっぱなからこれだもんな。もうね、動作が多くてどうにもこうにも頭がいっぱい。
上に書いた6番まで、なんとかうまく?いった・・・けれど、停止してみると斜め駐車。
「後退する時に、無意識にハンドルを切っていませんでしたか?」
そう指摘されると、そうなのかも知れない。でも動作に追われて覚えていない。
「これは今後(免許取得後)も使う大事な操作ですからね。自分の操作ミスは
しっかり覚えておいて繰り返さないようにね」
確かに・・・、スミマセン。

2回目もどこかの動作を忘れてしまう。
戸惑っていると教官から指示が出るけれど、完全には覚え切れない。

3回目 ハンドル操作を間違ったのか、おかしな車体位置。
それでもまだ縁石にぶつかっていない。
第1段階のS字クランクであんなに縁石ガリガリ&ボコボコがあったのに不思議だ。
教官からは「では、先ほどの位置まで戻してやり直しましょう」
えっ?と思ったけれど、右や左にハンドルを回して、やってみたら元の位置に戻った。
「元の位置にほぼ戻りましたよ。さぁ、もう1度やってみましょう」
ハンドルを右へ左へ、その間に停止、確認・・・
駐車措置の申告「終わりました」で、またまた教官か「確認を忘れている箇所があり
ますよ。路上だと思って慎重にやりましょう。検定でも損しますよ」
う~ん、きっちりいかないなぁ・・・。

4回目もどこかしらの動作を忘れて、教官に指摘を受けた。

その後は先日のおさらい 方向変換
あんなに上手く出来たのに、今日はハンドルの回す分量を間違えて散々だった。
それでも、縦列駐車、方向変換共に縁石にぶつかる事も無く今日の教習は終了。

終わりの教官アドバイスがこれまた意外で・・・
「あなたはね、方向変換より縦列駐車の方が出来ると思いますよ。
間違った操作を元の位置に戻せますし、初めてなのに縁石にぶつかっていない。
これ、すごい事なんですよ。操作をしっかり覚えれば縦列駐車は出来るでしょう。
方向変換は、家の車を駐車場に入れるときに必要な操作だからしっかり覚えましょう」

ほえ?縦列駐車の方ができる?
この間の方向変換の時も似たような事を言われたような気がする。
でも、数日経つと覚えたことが脳みそから流れ出てしまう私。
おさらい教習では一からやり直しかも?

教習簿の備考(注意)欄には「各手順」
・・・って、今回の方向変換&縦列駐車の教習は終了になってる~!!!

思わず帰りかけた教官を呼び止めて確認する。
「あぁ、これね、そんなにひどい操作は無かったから、おさらい教習で路上の後に
練習してくださいね。yanagiさんの場合はこの教習は今日で終わりです。」
ちょ、ちょっと~、もう1,2時間練習したいんですけど・・・
「不安なら、その時の教官に言って多めに練習してください。覚えれば大丈夫です」

第2段階って一気に進んで、おさらい教習のみだけどこれでいいんだろうか?
次回、水曜日に高速(道路)教習が終わったらおさらい教習、みきわめ、検定と進む。
なんだか第1段階の後半のようになりそうな気配。
「大丈夫です」って言われても、私自身が「大丈夫かぁ?」

さて、明後日はいよいよ高速教習。
指定の高速入り口まで自分で調べた経路で行くという、課題つき。
その間は教官の指示は危険な場合のみで、経路は教えてくれないんだって。
今晩と明日はグーグルマップを開いて予習しなくては!